ソニーは、ゲーミングギアINZONE(インゾーン)より、ゲーミングキーボードやゲーミングマウスなど6機種を2025年9月5日に発売します。

記事のポイント
ソニーがゲーミング分野に参入し話題になった第一弾では、ヘッドホンやディスプレイなどソニーらしい商品が揃っていましたが、今回はキーボードやマウスなどの周辺機器も投入。ソニーのゲーミング市場への本気度がうかがえるラインナップになっています。
今回発売される製品は、多くの国際大会で優勝を収めているプロeスポーツチーム「Fnatic(フナティック)」と共同開発されたもの。キーボード、マウスをはじめとしたゲーミングギアへのFnaticの深い知見やプロ選手によるフィードバックと、ソニーが長年培ってきた技術を組み合わせて開発しており、FPSゲームなどの競技性の高いゲームでの使用に適しています。
また、ゲーミングヘッドセット「INZONE H9 II」と「INZONE E9」は、2025年8月23日~24日に京王アリーナTOKYOで開催予定のeスポーツ大会「VALORANT Challengers Japan 2025 Season Finals」の公式ゲーミングギアへの採用が決定しています。
わずかな音も逃さない高音質ワイヤレスヘッドセット
ワイヤレスノイズキャンセリングゲーミングヘッドセット「INZONE H9 II」は、ソニーのフラッグシップモデルのワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM6」と同じドライバーユニットを採用し、遠くの足音や迫力のある低音を明瞭に再生します。

また、プロeスポーツチームFnaticとの共同開発により、FPSゲームに適したイコライザーのプリセットを搭載。さらに、ノイズキャンセリング機能を搭載しているため、周囲のノイズを低減し、ゲーム中のわずかな音も聞き取ることができます。
通話性能においては、付け外し可能な単一指向性のブームマイクを搭載。広帯域のスーパーワイドバンド対応と、AIを活用したノイズリダクション機能を組み合わせることで、周囲のノイズを抑制しながらクリアな音声で通話が可能です。
そのほか、約260gと軽量な本体設計に加え、重量を均等に分散するヘッドバンドにより、長時間のゲームプレイでも快適に使用できます。さらに、約30時間の使用が可能なバッテリー性能を備えています。付属のソフトポーチには、本体やマイクに加え、各種ケーブル類などを収納可能です。
機器間は、有線接続やBluetooth接続に加え、USB-Cトランシーバーを使用した低遅延の2.4GHzワイヤレス接続と次世代Bluetoothオーディオ「LE Audio」での接続にも対応します。なお、Bluetooth接続と2.4GHzワイヤレス接続を併用することが可能です。スマートフォンとBluetooth接続をしたまま、PCと2.4GHzワイヤレス接続し、低遅延でゲームプレイができます。
また、360 Spatial Sound for Gamingにより、ゲーム本来の7.1chサウンドを生かした、高い臨場感を再現します。さらに、聴感特性データを用いた立体音響の個人最適化や、イコライザー設定により、自分のプレイスタイルにあわせた音質調整も可能です。
カラーはブラックとホワイトの2色で、実売予想価格は4万円前後(税込)。
高い遮音性でゲームに集中できる有線イヤホン
ゲーミング有線イヤホン「INZONE E9」は、Fnaticと共同開発した音質設計により、足音や遠くからの攻撃の音などをいち早くとらえることができ、ゲームプレイ中に必要な音声情報を得やすいようにチューニングされています。

軽量な本体設計に加え、本体を耳との接触面で支える「エルゴノミック・サーフェス・デザイン」により、快適な装着性を実現。また、外気につながる経路を無くした完全密閉構造をソニーで初めて実現しており、ノイズアイソレーションイヤーピースと組み合わせることで優れた遮音が可能なため、eスポーツ大会等における周囲の大きな環境音などを抑制します。
加えて、シリコーン製のハイブリッドイヤーピースも付属しており、さまざまなプレイ環境にあわせて装着できます。付属のコンパクトなケースに収納することで持ち運びにも便利です。
そのほか、付属のUSB-C オーディオボックスを使用することで、360 Spatial Sound for Gamingにより高い臨場感を再現し、立体音響の個人最適化やイコライザー設定による音質調整も可能です。
カラーはブラックとホワイトの2色で、実売予想価格は1万8000円前後(税込)。
正確かつ高速に操作できるキーボードやマウスも登場
このほか、高速かつ正確に入力できるゲーミングキーボード「INZONE KBD-H75」(実売予想価格4万円前後/税込)、高性能センサーで正確に操作できるワイヤレスゲーミングマウス「INZONE Mouse-A」(同2万2000円前後/税込)、マウス感度の設定に応じて好みのものを選べるゲーミングマウスパッド「INZONE Mat-F」(同8000円前後/税込)「INZONE Mat-D」(同5000円前後/税込)もラインナップしています。




また、既発売のゲーミングヘッドセット「INZONE H3」には新色ブラックが追加されます。こちらは2025年10月3日発売予定で、実売予想価格は1万円前後(税込)。