サムスンの「Moohan」、10月21日に発表? 価格戦略に注目

ink_pen 2025/9/24
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サムスンの「Moohan」、10月21日に発表? 価格戦略に注目
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

サムスン初のXR(複合現実)ヘッドセット「Project Moohan」が、2025年10月21日にオンラインで発表され、同日中に公式販売が開始されると報じられています。

↑期待が高まる「Moohan」(画像提供/サムスン)。

韓国メディア・ETNewsによると、Moohanは価格が200万ウォン(約21万円※)で、Apple Vision Proより安く、Meta Quest 3よりは高い、中間的な価格帯に位置するとのこと。

※1ウォン=約0.1円で換算(2025年9月22日現在)

サムスンはプレミアムXR市場を狙いつつ、価格をアップル製品より低くする戦略を採っているといいます。

視力補正用レンズは別売りで、アップルがツァイスと提携したのと同様、サムスンも韓国の眼鏡メーカーと協力して提供する予定です。

ヘッドセットは装着のしやすさとコンテンツ消費を重視して設計され、Vision Proで指摘される重量やコンテンツ不足といった課題に配慮しているとされています。

さらにGoogleと連携し、音声・視線・ジェスチャーなど複数の入力に対応するマルチモーダルAIを導入。

既存のAndroidアプリと広く互換性があるほか、サムスンやGoogleのアプリやサービスもXR環境で統合されます。

加えて、OpenXRやUnityとの協力により、ゲーム・動画・仕事・教育など多様な分野でXR対応アプリが提供される予定。

ハードウェアにはSamsung Display製のマイクロOLEDパネルを採用し、約3800ppiの超高解像度を実現(Vision Proの3391ppiを上回る)。

Snapdragon XR2+ Gen 2チップセットと16GB RAMを搭載し、処理の重いXRコンテンツやアプリも快適に動作できるようになっています。

決して安価ではありませんが、高品質なディスプレイと高い処理性能を備えており、日本での発売にも期待が高まりそうです。

Source: ETNews

via: GSMArena

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