日本でも、複数の動画ストリーミングサービスで広告付きプランが増えています。中には「映画やドラマ本編よりも広告の音が大きくて驚く」との声も少なくありません。

そんななか、米カリフォルニア州では「広告の音量を視聴中のコンテンツより大きくすること」を禁じる新法が成立し、2026年7月から施行されることになりました。
この法律は、もともとテレビCMの音量を規制していた「CALM法」をストリーミングサービスにも拡大したものです。
州知事は「カリフォルニアの人々は明らかに大音量広告を望んでいません」と述べ、この新法が動画視聴の煩わしさを減らすと強調しています。
法案を発案した上院議員も、赤ちゃんを寝かしつけた親が突然の大音量CMで台無しにされる問題に言及し、この法案が家庭に平穏をもたらすだろうと述べています。
実は2023年にも、米連邦議会でストリーミングサービスの広告音量を規制する法案が提出されました。しかし当時は委員会での公聴会の段階で止まり、成立には至っていません。
今回の新法は現時点でカリフォルニア州限定ですが、今後は他の州にも広がる可能性があります。日本の動画ストリーミングサービスでも、CMの音量が適正化される動きが進むことを期待したいところです。
Source: Governor Gavin Newsom
via: BGR