サムスンは次期フラッグシップモデル「Galaxy S26」シリーズの全モデルに、自社製チップ「Exynos 2600」を搭載すると噂されています。そのExynos 2600の最新ベンチマークスコアが登場し、なんとアップルのM5チップと同等のシングルコア性能を持つ可能性が浮上しました。

著名リーカーのINIYSA氏は、エンジニアリングサンプル(最終仕様に近い試作モデル)のGeekbench 6スコアをXで公開しました。
それによると、Exynos 2600は「1(メインコア)+3(高性能コア)+6(省電力コア)」という構成の10コアCPUを採用しており、メインコアが4.20GHz、高性能コアが3.56GHz、省電力コアが2.76GHzで動作しているとのこと。
そのベンチマーク結果では、シングルコアで4217点、マルチコアで1万3482点を記録したと報告されています。これはアップルのM5チップのシングルコアスコアに匹敵し、マルチコアスコアでもおよそ25%の差にとどまっています。
もしこの数値が正しければ、Exynos 2600はスマートフォン向けチップとして過去最高クラスのシングルコア性能を備えることになります。
もっとも、Geekbench 6の公式データベースには同じ結果が見つからず、すでに削除されたか、あるいは改ざんの可能性もあると指摘されています。また、過去のテストではクアルコムのハイエンド製品「Snapdragon 8 Gen 5」に及ばない結果も報告されていました。
一方、今回の結果には消費電力に関する情報は含まれていません。ただし、以前の報告によれば、Exynos 2600の効率性はiPhone 17 Proに搭載されるA19 Proチップより最大59%高いとされています。
サムスンは2026年2月に「Galaxy S26」シリーズを発表すると見られています。日本向けモデルではSnapdragon 8 Elite Gen 5の搭載が噂されており、両チップの性能差がどの程度になるのか気になるところです。
Source: INIYSA (X)
via: Wccftech