遠のく希望…次期「Galaxy S26」シリーズ、部品高騰で値上げは不可避?

ink_pen 2025/11/10
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遠のく希望…次期「Galaxy S26」シリーズ、部品高騰で値上げは不可避?
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

サムスンの次期フラッグシップ機「Galaxy S26」シリーズは、2026年2月末に発表される見通しです。最近ではその価格に注目が集まっていますが、前モデルより上昇する可能性が高いと新たに報じられています。

↑値上げ回避の希望が遠のく…(画像提供/tanoy1412 – stock.adobe.com)。

韓国メディアのETNewsによると、その主な理由は搭載チップやカメラモジュールなど主要部品の価格が一斉に上昇しているため。特にAI向けの広帯域幅メモリ(HBM)需要が急増しており、その影響で一般スマートフォン向けメモリの生産余力が減少し、供給不足が続いていることが背景にあります。

具体的には、チップ価格は昨年の平均から12%上昇し、カメラモジュール価格も8%上昇。さらにモバイルDRAM(メモリ)価格は、2025年第1四半期からすでに16%も跳ね上がっているとのこと。

サムスンはグループ内でメモリを自社生産しているため、値上げの影響をある程度抑えられるとの報道もありました。しかし、他社から調達している部品も多く、全体として価格を据え置くのは難しい状況のようです。

こうした部品コストの上昇は、スマホ業界全体に広がっています。すでにアップルはiPhone 17シリーズで値上げを実施しており、次期iPhone 18シリーズでもさらなる上昇が予想されています。中国メーカーのXiaomiやOppoも、最近になって販売価格を引き上げる動きを見せており、ユーザーは頭を悩ませそうです。

Source: ETNews
via: SamMobile

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