サムスンの次期フラッグシップ機「Galaxy S26」シリーズは、2026年2月末に発表される見通しです。最近ではその価格に注目が集まっていますが、前モデルより上昇する可能性が高いと新たに報じられています。

韓国メディアのETNewsによると、その主な理由は搭載チップやカメラモジュールなど主要部品の価格が一斉に上昇しているため。特にAI向けの広帯域幅メモリ(HBM)需要が急増しており、その影響で一般スマートフォン向けメモリの生産余力が減少し、供給不足が続いていることが背景にあります。
具体的には、チップ価格は昨年の平均から12%上昇し、カメラモジュール価格も8%上昇。さらにモバイルDRAM(メモリ)価格は、2025年第1四半期からすでに16%も跳ね上がっているとのこと。
サムスンはグループ内でメモリを自社生産しているため、値上げの影響をある程度抑えられるとの報道もありました。しかし、他社から調達している部品も多く、全体として価格を据え置くのは難しい状況のようです。
こうした部品コストの上昇は、スマホ業界全体に広がっています。すでにアップルはiPhone 17シリーズで値上げを実施しており、次期iPhone 18シリーズでもさらなる上昇が予想されています。中国メーカーのXiaomiやOppoも、最近になって販売価格を引き上げる動きを見せており、ユーザーは頭を悩ませそうです。