Googleは、Androidスマートフォンを車載システムに接続して利用できる「Android Auto」向けに、AIアシスタント「Gemini」の提供を開始したと報じられています。2025年5月に予告されて以来、ようやくの実装です。

現時点ではベータユーザーを対象に段階的に展開されている模様。このアップデートはサーバー側で行われるため、ユーザーが手動でアプリやシステムを更新する必要はありません。
Geminiは従来のGoogleアシスタントを完全に置き換え、より自然な会話理解や高精度な音声コマンド操作を実現します。さらに、Google HomeやKeep、Googleマップなどの各種アプリとも連携し、よりシームレスな体験を提供します。
起動はこれまで通り「ヘイGoogle」と呼びかけるだけ。その後「ライブで話そう(Let’s talk live)」と発話することでLiveモードに切り替わり、車載ディスプレイのメディアウィジェットが「Liveウィジェット」に変化します。このモードでは、Geminiとリアルタイムで会話することが可能。
Googleによると、Android Auto版Geminiではテキストメッセージの自動翻訳(送信・受信の両方)ができるようになるそう。ただし、連絡先にニックネームを設定する機能はサポートされていません。
今回のリリースは、Googleが米国限定でGoogleマップにGemini機能を追加した翌日に始まったもの。今後、これらの機能が一般ユーザーにも順次展開されるかどうかは不明ですが、続報に注目したいところです。
Source: 9to5Google