Googleが現在、Android向けにiPhoneの「NameDrop」に似たNFCベースの連絡先交換機能を開発していることが明らかになりました。ただし、まだ初期段階であり、詳しい仕様はほとんど分かっていません。

Appleは2023年にiOS 17の一部として「NameDrop」を導入しました。この機能は、iPhone同士やiPhoneとApple Watchを近づけるだけで連絡先を交換できるもので、AirDropのように共有する項目(電話番号・メールアドレスなど)を選択できます。
Android情報サイトのAndroid Authorityは、Google Play Servicesの最新ベータ版(v25.44.32)の中から「Contact Exchange Activity」(連絡先交換アクティビティ)と呼ばれる新機能の痕跡を発見しました。
これは「Gesture Exchange」(ジェスチャー交換)とも記されており、コード内には「ndef」(NFC Data Exchange Formatの略)が含まれていることから、NFCを利用する仕組みである可能性が高いとされています。
実際に手動で起動すると、連絡先を共有したり、相手の連絡先を受け取って保存したりするためのUIが表示されることも確認されています。
ただし、ユーザーがどのような操作でこの機能を発動するのか、また連絡先がどの方式でやり取りされるのかは不明。Android AuthorityはBluetoothなど別の手段が使われる可能性も示しています。
一方、AppleのNameDropは登場時に大きく宣伝されたものの、現在はほとんど使われていないとされ、プライバシー面での懸念も指摘されていました。
それでも、Android側で独自の改良や追加機能が加われば、多くのユーザーに歓迎される可能性もあります。引き続き今後のアップデートに注目したいところです。
Source: Android Authority
via: 9to5Google