大幅な値上げよりマシ? 次期「Galaxy S26」シリーズ、RAMは12GBのままか

ink_pen 2025/11/20
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大幅な値上げよりマシ? 次期「Galaxy S26」シリーズ、RAMは12GBのままか
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

Androidスマートフォンの最新フラッグシップモデルは、16GBのRAMを搭載することが一般的になっています。そんななか、サムスンの次期「Galaxy S26」シリーズは、引き続き標準で12GB RAMを維持し、ストレージ256GBのベースモデルが基本になると報じられています。

↑値上げを抑えるためにはやむを得ない?(画像提供/JCM – stock.adobe.com)

サムスンが標準構成で16GB RAMを搭載した最後のフラッグシップモデルは、2021年発売のGalaxy S21 Ultraでした。それ以降は12GB RAMがデフォルトとなり、中国など一部のアジア市場のみで16GBモデルを提供しています。

信頼性の高いリーカー・Ice Universe氏がXに投稿した情報によると、S26 UltraはS25 Ultraと同じRAMおよびストレージ構成を継承するとのこと。つまり、基本モデルは12GB RAM+256GBストレージで、上位構成として512GBおよび1TBが用意される見通しです。

また、S26標準モデルとS26+も前世代と同じRAM/ストレージ構成になるそう。さらに、これまでと同様にS26 Ultraには、中国などの地域向けに16GB RAMを搭載した特別仕様の1TBモデルが提供される予定です。

その一方、改善点もあり、S26 UltraのRAMは高速なLPDDR5Xに切り替わり、転送速度は8.5Gbpsから10.7Gbpsに引き上げられる見込みです。これにより、画像処理や夜景撮影といったメモリ帯域が影響する処理が高速化されるとみられます。

RAM容量が据え置かれた背景には、AIサーバー需要の急増によるRAM価格の高騰があると見られています。その影響でGalaxy S26シリーズの販売価格が上昇する可能性もありますが、値上げ幅が最小限に収まることを祈りましょう。

Source: Ice Universe(X)
via: Android Police

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