TwitterのマスクCEO、「良いボットには無料APIを提供」と約束! 9日のAPI有料化を前にして

ink_pen 2023/2/7
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TwitterのマスクCEO、「良いボットには無料APIを提供」と約束! 9日のAPI有料化を前にして
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

Twitterは2月9日以降、APIの無料アクセス提供を終了し、その後に有料版APIを開始すると発表済みです。これにより、ユーザーから愛用されていた有益なボット(自動化されたアカウント)も消滅すると危ぶまれています。

↑“良いボット”の条件とは…?

 

が、イーロン・マスクCEOが「良いコンテンツ」を発信するボットに対しては「書き込み専用」のAPIを無料で提供すると発言しています。

 

先月Twitterは、予告なしにサードパーティ製クライアントが使っていたAPIを停止し、TweetbotやTwitterrificなどの人気アプリを廃止に追い込んでいます。それに続くAPI有料化の発表ですが、マスク氏は無料APIがボット詐欺師や世論操作に「悪用されている」と主張し、「ID認証付き」で月額100ドル程度のサブスクリプションで大掃除すると述べていました。

 

が、API有料化の発表は、様々な用途のボットを運用している開発者やTwitterユーザーから批判を集めています。スクリーンショットを撮る、特定のツイートをリマインドする、スレッドを読みやすく整理するなど有益なボットもありますが、その多くがAPI有料化を前に終了を予告しています。

 

そうした事態にブレーキを掛けそうなニュースではありますが、まだ多くのことが不明です。まず、マスク氏が何をもって「良い」コンテンツと見なしているのか、ということ。この新方針がこれから作られる新たなボットに適用されるのか、それとも現存しているボットだけに当てはまるのかも分かりません。ともあれ、Twitterのさらなる公式発表を待ちたいところです。

 

Source:Elon Musk(Twitter)
via:The Verge

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