サムスンが独自の携帯ゲーム機を開発中である可能性を示す手がかりが見つかったようです。
12月5日、著名リーカーのJukanlosreve氏が意味深な情報をXに投稿しました。サムスンは最近、Xclipse向けLinux用Vulkanドライバーの開発を始めたとのこと。Xclipseは同社とAMDが共同で開発したモバイルGPUであり、自社製のExynosチップに搭載されています。Vulkanは、Steam DeckのグラフィックスAPIとして使われている技術です。
Hint: Samsung has recently begun developing a Vulkan driver for Linux for Xclipse, and Valve is preparing ARM support for SteamOS. https://t.co/YPVuh9u72C
— Jukanlosreve (@Jukanlosreve) December 4, 2024
同時に、Jukanlosreve氏は「ValveはSteamOS用のArmサポートを準備している」と述べています。数か月前、PCゲームプラットフォームを運営するValveは、携帯ゲーミングPCのSteam Deckに搭載されたSteamOSのArm64版を開発しているとの噂が伝えられていました 。Arm64とは多くの最新スマートフォン向けプロセッサに使われているアーキテクチャであり、そこから「PCゲームがスマホで遊べるようになるのでは?」との期待が寄せられていました。
これらの情報から、サムスンがExynosチップを使った独自の携帯ゲーム機を開発している可能性があると見られています。もっとも、他社にチップを提供するだけにとどまることもあり得るでしょう。
しかし、数週間前にサムスンディスプレイが出願した特許のなかに、折りたたみ画面と円形のジョイスティックや十字キー、ボタンが統合されたデバイスの図面が見つかっていました。
もしサムスンが安価な折りたたみの携帯ゲーム機を発売すれば、同社のディスプレイを使用するNintendo Switch後継機にとっても手ごわいライバルとなるかもしれません。
Source: Jukanlosreve (X)
via: Android Police