2017年1月13日に東京ビッグサイトで行われた「Nintendo Switch」のプレゼン&体験会。据置機でありながら携帯機にもなる任天堂の新感覚ハードが、どんなものか興味津々な人も多いでしょう。そこで体験会に参加し、実際にNintendo Switchをプレイしたゲームライター・柚木安津さんに素朴な7つの疑問をぶつけてみました!
Q:Nintendo Switchって重いの?
A:3DSよりはちょっと重いです
「ドックから外して外出時にも持ち歩けるNintendo Switch。気になるのは重さですが、6.2インチのディスプレイ型本体は約297g(Joy-Con取り付け時:約398g)です。ニンテンドー3DSが約235g、新型PS Vitaが約219g、7インチのZenPadが約270gなので、持った感じは少々重いという印象でした。ただ、左右に装着したコントローラをしっかり握れるので、タブレットでゲームを長時間遊ぶのと比べると手への負担は少ないです」(柚木)
Q:TVモードと携帯モードの切り替えはスムーズ?
A:携帯モードには瞬時に切り替わります!
「Nintendo Switchは、タブレット状の本体をドックに差せば家のテレビに映り、ドックから取り外せば液晶画面に切り替わるというマルチなハードです。切り替えには電源を落とすといった手間は要らず、取り出すだけで手品のように携帯モードへ瞬時に移行します。ただ逆に、携帯モードからTVモードにスイッチするときは4~5秒かかりました。といっても、ドックに差し込むだけなのでストレスは感じません」(柚木)
Q:TVモードにすると、遅延やぼやけは起こる?
A:遅延もぼやけも感じませんでした
「手元のグラフィックが大画面のテレビに表示されるので、ぼやけや遅延など何かしらの違和感が出そうなものですが、いくつかのゲームで実際に切り替えて比較したところ、携帯モード、TVモード、どちらもしっかり馴染んでいました。スペック的には、本体は1280×720ピクセル、TVモード時の映像出力は最大1920×1080ピクセル・60fpsとなっています。ドックからはHDMI端子で家庭のテレビにつなぎます」(柚木)
Q:本体ディスプレイの視野角は広い?
A:体感では広いと感じました
「本体裏側に収納してあるスタンドを出して本体を立て、Joy-Conを分け合い2人プレイもできるNintendo Switch。そのためか、ディスプレイの視野角も比較的広いようで、斜め横から覗いてもゲーム画面がハッキリと見えました。ただ現時点ではスペックに視野角は記載されていないので、他製品との比較はできず、あくまで体験会での感想です」(柚木)
Q:コントローラ「Joy-Con」に搭載された「HD振動」ってどんな感触?
A:入っている物体や液体の存在がリアルに伝わってくる不思議な感覚でした
「本体の左右に取り付ける着脱式のJoy-Conは、小さいながらも高性能です。体感ゲームに使えるモーションコントロール機能は、Wiiリモコンよりも進化していますし、また、表現力豊かな振動を起こす「HD振動」も面白いギミックです。体験会では「1-2-Switch」というソフトの「カウントボール」をプレイしましたが、コントローラのなかに本当にビー玉が入っていて、傾けると動いている感覚がリアルに伝わってきました。このHD振動はゲームのいろいろな場面に使えそうです」(柚木)
Q:Joy-Conは遊んでいるうちに外れたりしないの?
A:レールでカチャッと装着するので外れません
「着脱式のJoy-Conは、本体の側面に溝があって上からスライドさせてしっかりハマります。カチャッという感覚は、ブロックや合体ロボのようなアナログ的な手触りがあって、子ども時代に戻った感じがしました。Joy-Conの裏側には取り外しボタンがあって、そこを押すとロックが解除され、スライドして外せる仕組みです」(柚木)
Q:Joy-Con単独では小さくて操作しにくい?
A:慣れれば大丈夫です
「Joy-Conは本体から外して単独でもコントローラとして使えます。サイズは手のひらに握って納まる程度なので、最初コントローラとして持ったときは少し違和感がありました。といっても、遊んでいるうちにすぐに慣れ、ボタンが押しにくいということもありませんでした。これは慣れの部分が大きいと思います。本体同梱の「Joy-Conストラップ」をセットすると一回り大きくなり、持ちやすくなります。また、家でじっくり遊ぶ場合は同じく本体同梱の「Joy-Conグリップ」にセットすれば、通常のコントローラ感覚で遊べます」(柚木)
以上、7つのQ&Aでした。Nintendo Switchはいろいろな仕掛けがある面白いハードなので、もし3月3日の発売までに試遊できるチャンスがあったら、ぜひ体験してみて下さい!