現代のゲーム界のスターと言えば、eスポーツの選手と言うことになりますが、昭和世代の筆者にとっては、すがやみつる先生の伝説のコミック「ゲームセンターあらし」に登場する主人公「石野あらし」がアイドルであり、その秘技「炎のコマ」には超憧れたものです。しかし、ファミコン世代、つまりゲームパッド世代、かつゲーム喫茶に出入りできるお年頃ではなかったので、ジョイスティックに触れる機会はなかなかありませんでした。
と言うわけで筆者はジョイスティックに並々ならぬ憧れを持っており、「Nintendo Switch」に装着できるとあれば、試さざるを得ません。そこで今回はサンコーから発売された『Switch用充電スタンドにもなる「アーケードコントローラーミニ」』を試してみます。
先日、新型コロナ禍の影響でNintendo Switchの国内出荷一時停止が報じられました。現状では、本製品はすでにNintendo Switchを持っている人にのみ活用できるものですが、より充実したお家でのゲーム環境が作れるので参考にしてみてください!
レバー、ボタンのカラーは「ネオンレッド」のJoy-Conとマッチング
アーケードコントローラーミニはNintendo Switch専用の合体型コントローラー。Nintendo Switch下部のUSB Type-C端子と接続すれば、有線タイプのゲームコントローラーとして利用可能です。
本体サイズはW140×H140×D50mm、重量は約200g。アーケードコントローラーとしてはちょっと軽いですが、Nintendo Switchを装着すれば合計598gとなるので(Joy-Con含む)、どんなにプレイに熱中しても、テーブル面を滑ってしまうことはありません。
操作系はすべて上面に配置されており、レバー、A、B、X、Y、L、R、ZL、ZR、-、+、HOME、TURBOボタンを用意。任意のボタンを押しながらTURBOボタンをワンプッシュすれば、そのボタンは連射モードに切り替わります。激ムズシューティングゲームなどで活用しましょう。
背面にはUSB Type-C端子が用意されており、充電器と接続すればNintendo Switchを充電しながらプレイしたり、またはUSB Type-C延長ケーブルを利用すればNintendo Switchをスタンドなどに設置した状態で遊ぶことが可能です。
初めて有線ゲームコントローラーを使う方は注意!
これまで純正の「Nintedo Switch Proコントローラー」などの有線コントローラーを使ったことがない方は、アーケードコントローラーミニを装着する前に設定変更が必要です。「設定→コントローラーとセンサー→Proコントローラーの有線通信」がデフォルトでは「OFF」になっているので、これを必ず「ON」に設定しましょう。
あとはNintendo Switchをアーケードコントローラーミニに装着すれば画面左上に「登録しました」というメッセージが表示されるので、ゲームを起動してから「使いたいコントローラーのL+Rを押してください」という画面で、アーケードコントローラーミニでL+Rボタンを押せば準備完了です。
気になる操作フィーリングはいかに?
ボディが小さいので仕方がないですが、レバーがかなり小ぶりですね。筆者は手の長さが20cmと大きいので、最初はかなり違和感がありました。またレバーのバネも軟らかめ。個人的にはもうちょっと反発力が強いほうが好みです。
一方、ボタンの押下圧はちょうどよかったです。ストロークも適度で、イメージどおりのタイミングでプッシュできます。連射機能が実装されていますが、なかったとしても超連打が要求される「ハイパーオリンピック」で好成績を記録できそうです。
レバーについてはちょっと不満もお伝えしましたが、アーケードコントローラーミニのサイズを考えれば上出来。少なくともJoy-Conよりも格闘ゲームの必殺技を出しやすいと思いますよ。
レトロゲームをのんびりプレイするのにぴったり
格闘ゲームをガチでプレイするならやはり1万円オーバーで、大型のアーケードコントローラーを選ぶべきです。でも、Nintendo Switchを装着したアーケードコントローラーミニはサイズ感が可愛いんですよね。そして見た目のイメージよりも操作感は良好。ファミコンやスーパーファミコンなどのレトロゲームをのんびりとプレイするにはぴったりのゲームコントローラーと言えます。
家で過ごすことが求められる今、自宅のデスクに置いておいて作業の息抜きに少しプレイしてみるのもいいかもしれませんよ。
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