新型コロナに発症される方が日に日に増え、緊迫した状況になってきています。今は「人に会わないこと」が最大の予防策、今は我慢で自宅にこもって事態の収拾を待ちましょう。
だけどニュースばかり見ていると、気持ちが沈んでしまいます。明るく楽しく、自粛生活を満喫したいものです。こんなときにおすすめなのが、家族で遊べるボードゲーム。なかには「何だこりゃ?」な腹抱えて笑えるバカゲーもあるんです。
【ゲーム01】笑ってはいけない駅名を作ろう!「祝開業光輝く高輪アンリミテッドエターナルゴールデン グレイテストスーパーストロングゲートウェイ2020(仮称)」
「なんだよ、高輪ゲートウェイ駅って?」っていう新駅建設ニュースから思いついたんだろうな……という、日本人以外はさっぱり意味がわからないだろうゲーム。
プレイヤーは新駅命名選考委員会の委員です。駅名を考えるのがミッションですが、駅員さんが一息で言えない駅名は作ってはいけません。だって、電車のアナウンスで、駅名噛んだりしたら大変じゃないですか。
……というわけで、カードには、駅名に使われそうな、単語が書いてあります。それを手番が来たら、場に出してつなげ、駅名をつくっていきます。
最初は、「品川」が場に出ています(プレイごとに駅名は異なります)。筆者・和久井は手札から「ムーンライト」を出してつなげました。ちなみにムーンライトを選んだのは格安夜行列車「ムーンライトながら」を意識しています。こういう説明(ときにはこじつけ)をつけると、ちょっと盛り上がるのです。
1枚場に出したら、その時できている駅名を2回読み上げます。
「次は〜、ムーンライト品川〜、次は〜、ムーンライト品川〜」
ふぅ、読めた。つっかえずに読めたら、次の人の手番。…という風に順番に手札からカードを場に出して、駅名を読み上げていきます。
「駅前にはドームがあって、よくお祭りをやるんですよ……はい、『フェスティバル』」
「パリピが集まる駅なんで、ちょっと盛り上げたいです、ここに『ウェイ』を」
プレイヤーは適当な理由をつけて、どんどんカードを場に出していきます。駅名が長くなればなるほど、高まる緊張感……。誰かがつっかえて読めなかったら、終了。その手前の長さで駅名決定です。
今回は、
創生のムーンライト品川ビッグゲートウェイウェイから〜の日本センター西コスモドームフェスティバルキャピタル聖なるレボリューションミッドタウンタウン駅
となりました。
さて、プレイが終わってみると、あれ? 「高輪ゲートウェイ駅」なんて、めちゃくちゃ普通の駅名じゃないですか? 何かおかしいところでも? という気分です。ちなみに、プラスαの単語カードが詰まった拡張版がありまして、そちらは「迷宮」「デビル」といった厨二病ワードがギッシリつまってます。バカバカしい駅名を、家族で一緒に大きな声で読み上げるだけでストレス発散になるはずです。
プレイ人数 1~10人
プレイ時間 10〜20分
対象年齢 8歳以上
メーカー AiharaWorks
価格(税別) 2480円
【ゲーム02】歴史に新たな名を刻め!「ソクラテスラ~キメラティック偉人バトル~」
プレイヤーは歴史上の偉人たちを召喚して、より強い偉人を作り、戦いに挑みます。ところがこの偉人、右手、顔と胴体、左手と、バラバラに召還されちゃうんです。
例えば、これが完全な偉人形。
ロシアの女帝ですね。だけど、こんな上手い具合には手札は揃いません。右手カード、胴体カード、左手カードを組み合わせて場に出し、1体の偉人を仕立て上げて、他のプレイヤーと点数を競います。
実際にプレイしてみるとこんな感じになります。それっ!
めちゃくちゃ強キャラな「エカザベス一世」に対するは……
交流送電って怖いんだな……。まあぶっちゃけ、どっちが勝ったとか、割とどうでもいいです。できた偉人の名前や偉人伝の可笑しさでもう心がいっぱい。手札が「どの偉人の一部か」を推測するのも楽しいゲームです。答え合わせに乗じて、子どもと歴史の勉強をしてみるのもいいかもしれません。子どもは「史上最強」とかそういうフレーズ大好きだからっ!
プレイ人数 2~6人
プレイ時間 15〜30分
対象年齢 10歳以上
メーカー Azb.studio
価格(税別) 2800円
【ゲーム03】スマホを使って競う空耳力「ホッタイモイジンナ」
タモリ倶楽部の「空耳アワー」や、往年のバラエティ番組「ボキャブラ天国」が好きな人には腹がよじれるほど楽しいゲームです。
カードには、「デルグ語」「ウルドゥー語」「タイ語」のどれかで書かれた単語が書いてあります。素人には、何が書いてあるのか、サッパリです。
で、場に出たカードを、Google翻訳機にかけて発音させます。例えば「まるいこんちゅう……。まるいこんちゅう……」など聞こえた音を、日本語にしてボードに書き、みんなでせーので出し合います。一致した単語の数だけポイントになるのですが、なかなかこれが合わない!
書いているときは、「いや、もうこうにしか聞こえないよねー」なんて言い合ってますが、せーので出してみると、意外と全然噛み合ってなかったりします。
自分だけ違う言葉に聞こえたときの疎外感も、なんだか面白い。それにしても、すごいこと考える人がいますねえ。語彙力って大人と子どもはもちろん、個人差もあるものなので妙な言葉の組み合わせで、笑い合えること間違いなしです。
プレイ人数 3~6人
プレイ時間 15分程度
対象年齢 10歳以上
メーカー 梟老堂
価格(税別) 1300円
以上、3つのゲームをご紹介しました。大人も子どももお家にこもってストレスがたまる日々ですが、こういったシンプルで笑えるゲームで適度にリフレッシュしましょう!