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2019/11/16 18:30

これぞ金字塔! No.1名作ボードゲーム「カタン」の世界

ドイツ生まれのボードゲーム「カタン」は、1995年に発売されて以来3000万個以上を販売し、世界中で親しまれています。ここでは、日本で購入可能なカタンシリーズの作品紹介と共に、世界中のボードゲームファンに熱狂的に支持されている、ゲームの魅力に迫ります!

 

 

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世界で累計販売数 3000万個を突破したドイツボードゲームの金字塔

世界中で親しまれている人気ゲーム「カタン」がドイツで最初に発売されたのは1995年。同年、ボードゲーム大国ドイツの2大ゲーム賞「ドイツ年間ゲーム大賞」と「ドイツゲーム賞」のダブル受賞をきっかけに国内外で話題となり、20か国以上に輸出されて大ヒットとなりました。

 

カタンの日本語版は現在、ジーピーから発売されています。基本となるスタンダード版に加えて遊ぶ「拡張セット」や、単独で遊べる別シリーズなど、これまで多くの関連商品がリリースされています。

 

ゲームはカタン島が舞台。プレイヤーは開拓者として島に降り立ち、資源カードを集めて道を伸ばしながら開拓地を広げていきます。独特な見た目でルールも多く、初見では取っつきにくい印象を受けます。しかし様々な要素が複合的に絡み合い、絶妙なバランスでルールが成り立っているため、一度遊べば理解でき、もう一度遊びたくなるのです。カタンが愛好家たちに「奇跡のゲーム」と呼ばれる所以はここにあります。ドイツゲームの面白さを世界中に知らしめた傑作ゲームは、ボドゲファンも初心者も絶対プレイすべき“義務教育”なのです。

 

【その1】 ジーピー カタン スタンダード版

実売価格3160円

■2011年4月発売 ■プレイ人数:3〜4人 ■プレイ時間:60〜90分 ■対象年齢:8歳以上

ドイツゲームの魅力を世界中に知らしめた大ヒットゲーム。開拓地や都市を作り、10点先取したプレイヤーが勝利となります。ボードは組み替え式のため、毎回違う展開を楽しめます。拡張セットを遊ぶ際にも本品が必要。

 

↑プレイヤーは資源カードを集めていきます。指定の資源を消費することで、道、開拓地、都市をボードに配置できます

 

↑サイコロの目が合計7になると盗賊が移動。置かれた土地は資源が生まれないため、盗賊がゲームの流れを左右することも

 

バリエーション豊富なカタンワールド

 

【その2】 カタンの開拓者たちダイスゲーム版

実売価格820円

サイコロを振って遊ぶタイプのカタン。15〜30分という短時間で遊ぶことができ、簡単なルールながらカタンの世界を楽しめます。

 

【その3】 カタンの開拓者たちカードゲーム版

実売価格795円

カードだけで遊べるタイプのカタン。ボードゲーム版に比べて場所を取らず、2人からでも気軽に遊べるのが魅力。

 

【その4】 カタン携帯キャリーケース版

実売価格2290円

スタンダード版のボードを30%ほどコンパクトにしたタイプ。キャリーケース入りで持ち運びやすく、旅先などでも遊べます。

 

【その5】 カタン スタンダード5-6人用拡張版

実売価格1660円

コマと追加マップのセット。スタンダード版と組み合わせて使うことで2人追加でき、最大6人まで遊べるようになります。

 

【その6】 カタンの開拓者たち木製コマ

※製品はコマのみ

実売価格958円

通常のプラスチックコマ(道、開拓地、都市)と入れ替えて使う木製コマ。かわいらしく、木ならではの温もりも味わえます。

 

“宇宙カタン”日本語版が発売決定!

 

【その7】 カタン 宇宙開拓者

1万3200円(予定) 年内発売予定

●本品単独でプレイ可能

カタンの日本語版最新作は、宇宙がテーマ。プレイヤーは宇宙船で航行しながら、惑星を開拓していきます。付属する宇宙船は噴出口から玉が出るギミックを搭載し、その玉で行動が決まります。宇宙船を武装して宇宙海賊と戦ったり、宇宙人と仲良くなったりと、ドラマチックな展開が楽しめるSFバージョンです。

 

 

ボードゲームジャーナリストが語る カタン 3つの魅力

カタンが愛されている理由は何か。自身もカタンがきっかけでボードゲームにハマったという小野卓也さんに聞きました。

小野卓也さん (ボードゲームジャーナリスト)

国内最大級のボードゲーム情報サイト「Table Games in the World」を運営。曹洞宗洞松寺の33代住職でもあります。

 

1 未知の島を切り拓くワクワク感がある

「マップの配置が毎回変わり、さらに拡張セットを加えれば無限の世界が広がります。『次はどんな島を開拓するんだろう?』と繰り返し遊びたくなる魅力があります」(小野さん)

 

2 親切なゲームの設計で初心者でも遊びやすい

「ルールが直感的で、ボードゲームに慣れていない人でもすぐに覚えられます。プレイ時間は長めですが、退屈な待ち時間がなく、夢中になって過ごすことができます」(小野さん)

 

3 サイコロ運と実力のバランスが絶妙

「どこから資源が出るかはサイコロの出目次第。でも先読み力や交渉力も問われます。初心者でも楽しめますが、世界大会まで開かれているほど奥が深いゲームです」(小野さん)

 

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