日本でもすっかり人気が定着したスマホゲームアプリの「ポケモンGO」。国内でポケモンGOの配信が始まった22日(アメリカ現地時間21日)に、アメリカ国内で捕獲できるすべてのポケモンGOのポケモン142種をゲットしたとして一躍話題になったのがニック・ジョンソン氏です。
アメリカでは日本より先行してポケモンGOがリリースされていたとはいえ、配信開始から約2週間でコンプリートを達成したというのは驚きです。ただ、ポケモンGOにはヨーロッパ限定のバリヤード、アジア限定のカモネギ、オセアニア限定のガルーラという地域限定のポケモン3匹の捕獲が残っており、それを獲得すべく旅行サイト「エクスペディア」からの支援を受け、フランス、香港、オーストラリアと渡り、8月5日にようやくすべてのポケモンを獲得しました。
地域限定のポケモンをゲットする旅の最後の目的地として、ポケモン発祥の地である日本に訪れ、エクスペディアの協力を得て会見を行ったというわけです。
ポケモンGOを通じて世界の人々と交流
ニック氏はポケモンのゲームで幼少の頃から遊んでおり、ポケモンGOが配信されたときも、「すべてのポケモンを集めなくては」と思ったというほどのポケモンフリーク。ニューヨークのスタートアップ企業Applicoでプラットフォーム部門のヘッドを務めていますが、週50時間の勤務をしたあと、毎日6~8時間ほどニューヨークのブルックリンやマンハッタンなどを付き合っている彼女とまわっていたそう。仕事もでき、恋人もいて、しかもゲームも本気というのが“うらやまけしからん”という気もしますが、ポケモン142種をこんなに早くゲットしたのは素直にスゴイと思います。
アメリカで142種ゲットした後は、世界の地域限定ポケモンをゲットする旅に出かけるのですが、パリのエッフェル塔の下の芝生でバリヤードを捕獲し、オーストラリアではオペラハウスにも訪れ、日本では皇居周辺をまわるなど、テレビでしか見たことのないような場所でポケモンGOをプレイでき、「とてもアメイジングな経験だった」と語っていました。
現在、横浜のみなとみらいで開催しているイベント「ピカチュウ大量発生チュウ!」も見ることができたそうで、まさにベストタイミングの来日になったのではないでしょうか。
今回の旅行では、地域限定ポケモンをゲットするために、SNSを駆使して現地の人のコミュニティに参加し、ポケモンGOを通じて世界中の人たちと交流することができたそう。ニックさんのように世界中をまわることは難しくても、多くの人とコミュニケーションできるきっかけになってくれる点がポケモンGOならではの魅力ではないでしょうか。
今後、伝説のポケモンや「ポケットモンスター金・銀」以降のポケモンが追加される可能性もありますので、日本人からも世界最速のコンプリートを達成してくれる人が出てきてほしいと思います。