ゲーム&ホビー
2022/8/10 20:00

スーファミ用「スーパーパンチアウト!!」で28年ぶりに2人対戦モードの裏技が発見される

任天堂のスーパーファミコン用ボクシングゲーム「スーパーパンチアウト!!」は海外では1994年に発売され、日本でも1998年にニンテンドウパワー書き換え専用ソフトとして提供されました。このゲームは1人プレイ専用ですが、なんと28年ぶりに2人対戦モードが隠されていたことが明らかとなりました。

↑Image:任天堂((718) スーパーパンチアウト!! プレイ映像 – YouTubeから)

 

この裏技はオリジナルのスーファミ用カートリッジを持っている、あるいはNintendo Switch Onlineを契約していてゲームをプレイ可能であれば、ハッキングもROM編集も必要なく、すぐに使うことができます。必要なのは、2つのゲームパッドだけです。

 

今回の大スクープは、レトロゲームの隠しモードなどの出し方を投稿しているUnlisted Cheats氏がツイートに投下したものです。

 

これまでのネタはゲームジニー(チートを行うための周辺機器)やROMファイルを編集してやることが必要でしたが、「スーパーパンチアウト!!」の裏技は2つ目のコントローラーを用意して、いくつかのボタンを組み合わせて押すだけです。

 

そのやり方は、プレイヤー2用コントローラーのRボタンとYボタンを押したまま、プレイヤー1のコントローラーでスタートまたはAボタンを押すこと。すると全16人のボクサー一覧が現れ、どれかを選ぶと対戦が始まり、試合が終わるとボクサーを選ぶ画面に戻されます。

 

プレイヤー2用コントローラーでは画面上にいる「ボス」ボクサーが操作でき、主人公ボクサーと同じくABXYボタンや十字ボタンの上下を組み合わせ、基本テクから必殺技まで、あらゆる攻撃が繰り出せます。

 

ただし2人用モードではボスの攻撃力が高く、パンチを出す前に明らかな“スキ”を見せるため、あまりeスポーツなどの競技向けではなさそうです。とはいえ、前座ともいえるガビー・ジェイからラスボスのニック・ブルーザーまで操れてしまうのは面白い体験には違いなく、長年のスーファミ仲間と遊ぶにはもってこいでしょう。

 

ちなみに、2009年に発売されたWii版でも対人戦はあったものの、主人公のリトルマック同士で戦うほかありませんでした。それよりも対戦ボクサーの幅が広がったということで、友達の時間が許すかぎり遊び尽くしたいところです。

 

Source:Unlisted Cheats(Twitter)

via:Ars Technica