10月の発売からはや3か月。現在も品薄状態が続いているPlaystation VRですが、年末年始の長期の休みになんとも手に入れて遊びたいエンタメ機器です。GetNavi webではこれまでも同機について紹介してきましたが、今回改めて「なにができるのか」「できないのか」をレポート。検証では、見た目の解像度を重視し、装着した際の光の漏れ度や装着感、メガネのままの使用なども確認しました。ゴーグルをしたまま、どの程度の操作ができるかもチェック!
ゲーム機がベース! 扱いやすいなどメリット多数
SIE
PlayStation VR
通常版:4万8578円 PlayStation Camera同梱版:5万3978円
PS4専用のVR機器。ヘッドセットは前後の重量バランスが考慮され、長時間の装着でも快適です。リフレッシュレートは120Hz、映像の遅延時間は0.018秒以下と、滑らかで酔いの少ないVR体験を可能にしました。PS VRの利用には、PS4(写真左)とPS Camera(PS VR同梱版あり)が必要。
また、シネマティックモードでは、仮想空間内の約2.5m先に現れる巨大スクリーンでPS4のゲームをしたり、映画やYouTube動画を視聴したりできます。まるで映画館を貸し切りにしたような気分が味わえます。
さらに、リコーのシータに代表される全天球カメラで撮影した360度の動画や写真もPS4の「メディアプレイヤー」で再生可能。ぐるりと周囲を見渡すことができ、臨場感は抜群です。
【PlayStation VRの注目タイトル01】
バンダイナムコエンターテインメント
サマーレッスン:宮本ひかり セブンデイズルーム
2980円(基本ゲームパック)
ローンチの話題作のひとつ。ひと夏の間、家庭教師として教え子の女子高生と触れ合います。
【PlayStation VRの注目タイトル02】
SIE
RIGS Machine
Combat League
7452円
リグと呼ばれる巨大なマシンを操り、世界各地の専用アリーナで、様々なルールの未来スポーツを楽しむ爽快アクション。オンラインでは3対3のチーム対戦が白熱します! マシンの移動はコントローラで行い、武器はヘッドセットを向けた方向に照準が合います。
【ライター岡安の検証結果】
完成度の高いゲームとシネマティックモードが◎
本格的VRマシンでありながら、コスパの良さが光ります。ゲーム専用機だけにゲームの質は高く、日本メーカーのタイトルが多いのも魅力。目の前に大スクリーンが広がるシネマティックモードで映画を観るだけでも十分に価値があります。より楽しむなら別売のコントローラを。
【できること・できないこと】
360度動画・画像視聴:◯
PS4の「メディアプレイヤー」で「VRモード」が選べ、一般的なエクレクタンギュラー形式(※)の動画・画像を再生できます。
※:アスペクト比横2:縦1の、360度動画の一般的フォーマット
VRゲーム:◯
PS4が家庭用ゲーム機なので、各メーカーから趣向を凝らしたタイトルが発売予定。来年以降は、ラインナップのさらなる充実が予想されます。
コントローラーの使用:◯
ほぼすべてのゲームが、PS4のコントローラー、デュアルショック4で操作可能。一部タイトルでは、PS Moveモーションコントローラーを使います。
立ち姿勢でのプレイ:×
PS VRは動き回って遊べず、基本イスなどに座ってプレイすることが推奨されています。プレイエリアはPS Cameraに映る範囲の縦3×横1.9m。
2D映像コンテンツ視聴:◯
シネマティックモードを搭載。映画などの2D映像が仮想の大画面で視聴できるモードだ。設備投資なしで、ホームシアター気分にも浸れます。
PlayStation VRでしかできないこと
PS VRのメリットは、誰もが知っているPS4のメジャータイトルが豊富に揃っている点。「ドラゴンクエスト」の世界に入って冒険できる日も近い!?
【採点】
・没入感:20
・解像度:16
・操作性:20
・装着感:20
・酔いにくさ:16
→092/100点
メジャー作品をVRで体験できる!
[私が検証!]
デジタルライター
岡安 学さん
VR機器に造詣が深い。Play Station VRを日々プレイし、VRの可能性を探っています。
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