PlayStation 5用のワイヤレスコントローラー「DualSense」は発表当時、ハプティック(触覚)フィードバックやアダプティブトリガーなどの新機能が注目を集めました。もしかしたら、そのDualSenseの新バージョンが開発されているかもしれません。そんな可能性を示す特許文書が新たに公開されたと海外メディアが報じています。
ゲーム情報メディアのGameRantは、11月30日に公開された特許を発見。そこでは、機械学習モデルを使ってプレイヤーの行動をモニターし続け、いつ手助けが必要になるかを判断する予測支援ソリューションが説明されています。
「プレーヤーが行き詰まりそうだ」とこのシステムが判断した場合、コントローラーのボタンを点灯させて注意を引きつけ、次の操作を提案するという流れのようです。
こうしたボタンのヒントは、コントローラーのタッチパッドにも表示されます。例えば、「Xボタンを押す」「スティックを左に」「R1を押す」という具合。DualSenseのタッチパッドをタッチ画面に置き換える可能性を示す特許は以前にも申請されていました。
点灯するのはトリガーを含むボタンだけではなく、左右のアナログスティックも対象となっているようです。
こうした機械学習によるプレイヤーのサポートはかなり目新しい考えですが、操作を助けるためにボタンを点灯させるアイデアは前例がないわけではありません。例えば、最近のRazer製ゲーミングキーボードは全てRazer Chroma Profilesに対応しており、開発者もプレイヤーもゲームごとに操作キーを分かりやすくするようにライティングを変えることができます。
ただし、ソニーが特許を取得したとしても製品化されるとは限りません。データや統計を提供するStatistaによれば、ソニーは2022年だけで1400件近い特許を申請しており、それらが全て実用化するとは考えにくいでしょう。
とはいえ、最近のゲーミングPCは「光る」のがお約束。そのブームがPS5や家庭用ゲーム機にもやって来るのかもしれません。
Source:GameRant