香港企業のRetro Remakeは、Nintendo Switch Liteを有機ELディスプレイに改造できるキット「SUPER5 OLED」の発売を現地時間の9月26日10時(日本時間で26日11時)から開始しました。価格は49.99ドル(約7300円※)~です。
※1ドル=約144.8円で換算(2024年9月26日現在)
このキットにはドライバーなど改造に必要な工具がすべて含まれています。スイッチライト本体ケースの改造やハンダ付けは必要ないとのこと。
SUPER5 OLED Pricing / Launch Date
The SUPER5 OLED kits will go on sale on September 26th at 10 am Hong Kong Time (GMT +8). We have promo coupons for the first two days while supplies last. An install guide for the base package will go up this week.
Link: https://t.co/8zgLSpCICy pic.twitter.com/UTbgRIzeAN
— Taki Udon (@TakiUdon_) September 23, 2024
実際に改造した場合どのように動作するのか? コンセプト実証ビデオは昨年7月にYouTubeで公開されていました。
当時の予告通り、最も安いキットは49.99ドルです。しかし、タッチ入力に対応していない画面となり、『スーパーマリオメーカー2』のようなタッチありきのソフトはプレイしにくいでしょう。その上の「Super5 OLED Touch Standard Upgrade Kit」にはタッチ入力がありますが、価格は20ドル増しの69.99ドル(約1万円)です。
さらに20ドルを追加した「SUPER5 OLED Touch/SUPER5 HDMI – Standard Upgrade Kit」は、タッチスクリーンとなるうえ、USB-Cポート経由で解像度1080pのビデオ出力に対応します。任天堂においては、スイッチライトをテレビや外付けディスプレイに表示する方法は公式に存在しません。
改造はハンダ付けが必要ないため簡単に思えますが、スイッチライトを開けて液晶画面などを取り出す必要があり、慣れていない人は壊す恐れもあるでしょう。
腕に自信がない人は、109.99ドルの「SUPER5 OLED Touch/SUPER5 HDMI – Mega Kit 」を買えば、あらかじめ有機ELタッチ画面とHDMI出力パーツが交換用ケースに取り付けられており、作業は必要最小限で済むでしょう。また、ホール効果ジョイスティック付きとのことで、Joy-Conのドリフト問題も解決するようです。
Retro Remakeは、このキットに使われている有機EL画面は、任天堂が有機ELモデルで使っているものより明るく、コントラストも高く、色域も広いと主張しています。
Source: Retro Remake
via: The Verge