この世にはびこるダイエットジャンキー。私もその予備軍なのですが、新しいダイエット方法が出ればとりあえずやっちゃう! この食べ物がいいとテレビで放映されればスーパーに駆け込む! ネット記事で芸能人が痩せたとツイートすれば試したくなる! それがダイエットジャンキーですよね。でもちょっと待ったー!!!
痩せても満足できていないから次なるダイエットを試してしまう……それはもはやダイエットではないですよね? 痩せごっこですよ、ごっこ!!
ということで、自分を戒める意味でも今回は「ダイエットするぞ」の前に知っておきたい痩せる体になるための新常識を『ペタ腹&体幹1週間プログラム』(FYTTE編集部・編/学研プラス・刊)より、お伝えします。
たくさん歩けば痩せられるはウソ!
かっこいいウェアーやシューズを買い揃えてみたものの、運動を続けられなかったのがこの私です。万歩計も買ったのに、どこに置いていたっけ……。
ダイエットのために歩いているという方も多いと思いますが、たくさん歩けば痩せるというのはどうやらウソらしいですよ!
適度な運動を定期的に行うことは、ダイエットにも健康にも効果があります。ですが、限度を超えてしまうと、逆に、途中でザセツしてしまったり、ケガや病気の原因になることも。普通の人の運動の適量は、歩きなら1日1万歩程度。
(『ペタ腹&体幹1週間プログラム』より引用)
大切なことは、目標を設定して、自分の体力にあった内容を続けていくこと。
ウォーキングだけでなく、例えばスクワットがいいからと、いきなり100回やって「あぁ〜やっぱり私に向いてない(涙)」と終わらせるのではなく、そもそも自分の体力でスクワットが100回できるのか、できないならスクワットできる体力にしないといけませんし、できる体力が身についたらレベルに合わせて回数や頻度を上げていかないと効果が出ないわけです。『ペタ腹&体幹1週間プログラム』には、レベルにあったプログラムが紹介されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
ダイエットの敵「冷え」には、足浴より手浴が効果的!
冷えを感じやすい季節ですよね。女性は特に、寝る前や立ち仕事中など足先や指先が冷えてきたぁ〜と感じることが多いはず。職場に足湯でもあればめっちゃいいのですが、そうもいきませんので、そんな時には「手浴」をしちゃいましょう。
足浴のほうが温まりそうなイメージがあるかもしれませんが、実は逆。足より手のほうが心臓に近いため、手をめぐって温まった血液が心臓に早く届き、心臓から再び送り出されて効率よく全身をめぐるため、足浴より早く温まるのです。
(『ペタ腹&体幹1週間プログラム』より引用)
手浴のやり方は、42度のお湯を張った洗面器に15分ほど手首まで手をつけるだけ。日頃からポカポカな体にしておけば、運動をする時にも代謝が上がっている状態から始められるので、やせスピードもアップ! お手軽にダイエットの敵を撃退しておきましょうっ!
筋トレするなら、お風呂「前」のほうが痩せやすい!
なんとなく、自宅で筋トレするのはお風呂の後のほうが体も柔らかくなっているし、いいのかな〜と思っていましたが、間違いだったようです!
お風呂に入ることで、筋肉の緊張がとけ、リラックスした状態に。それなのに、その後わざわざ筋肉を緊張させて疲れさせるなんて、筋肉もつきにくいし、筋肉痛を招くだけでムダ。筋トレ後にお風呂で血流をよくして、疲れをとったほうがいいに決まっています。
(『ペタ腹&体幹1週間プログラム』より引用)
ちなみに、筋トレの時によく飲まれているアミノ酸ドリンクですが、みなさんはどのタイミングで飲んでいますか? もっと筋肉を増やしたいからとこれもトレーニング前に飲むほうがいいのかな〜となんとなく思っている人が多いようですが、筋トレの直後のほうが吸収が早くなるんだとか。なので、「筋トレ→アミノ酸→お風呂」の順番で覚えておけば、ベストでございます!
食物繊維が多い野菜はレタスじゃなかった!?
いきなりですが、ここでクイズ! 以下の食材の中で、食物繊維をとりやすい食材はどれでしょう? 多く含む順に並べてみてください。(1回に食べやすい量で比較しています)
A ブロッコリー(60g、温野菜サラダ1人前くらい)
B もやし(100g、1/2袋くらい)
C えのきたけ(50g、小パック1/2くらい)
D レタス(40g=大2枚、サラダ1人前くらい)
E 乾燥わかめ(2g、みそ汁1杯分くらい)
レタスが食物繊維が多い印象がありますよね。しかし、正解は「A→C→B→E→D」とブロッコリーが1位なんです!!!
食物繊維量は、ブロッコリー2.6g、えのきたけ2.0g、もやし1.3g、乾燥わかめ0.5g、レタス0.4g。少量で効率よくとるなら、ブロッコリーが◎!
(『ペタ腹&体幹1週間プログラム』より引用)
世間の印象や自分の感覚で「こうだ」と思っていることも、正しい情報は反対だった! なんてことも多くある現代。最後に信じるのは自分自身ですが、新しいダイエット情報に流されて体調を崩したり、怪我をしてしまう前に、本当にこのダイエットは私に合っている? 必要なの? と立ち止まって考える時間も大切ですよね。
ダイエットジャンキーになって「痩せごっこ」のループにハマらぬよう、自分にとって必要な健康法をしっかり身につけていきたいものです。
【著書紹介】
ペタ腹&体幹1週間プログラム
著者:FYTTE編集部(編)
出版社:学研プラス
フィッテの部分やせシリーズムック。おなかの脂肪を落として、体幹を鍛え、ペタんこな美腹を目指すメソッドを紹介。1日1エクサで1週間×4週のプログラムで、1か月で確実な変化を、3か月後には完璧なおなかになれる構成。食事のアドバイス、レシピも紹介!