2017年の新語・流行語大賞で、「インスタ映え」や「忖度」と並び受賞となった「睡眠負債」。これは、睡眠不足が少しずつ積み重なることで心身に様々な悪影響が懸念される状態のことです。睡眠が注目される昨今ですが、“良質な睡眠体験”をウリにするお店が、期間限定でオープンしているという噂を耳に。ということで、その実態を探りに行ってみました!
最新の安眠アイテムとカフェインレスコーヒーで「ぐっすり」を約束
お店があるのは新橋寄りの銀座。「CHAIRS」というイベントスペースで、3月25日まで「睡眠カフェ」として開催されています。2017年の春と秋に続く第3弾とのことですが、これまでも行列ができるほどの大盛況だったとか。
主催しているのは「ネスカフェ」などでおなじみのネスレと、全国に595店舗を展開するリラクゼーションサロン「りらくる」を運営するりらく。ただ、ここでちょっと待った!と言いたいのがネスレ。コーヒーは睡眠と相性がよくないのではないでしょうか?
でも、話を聞くと早計であることがわかりました。ネスカフェにはカフェインレスもあるのです。コーヒーの飲用は眠りを妨げると思われがちですが、カフェインレスコーヒーであれば安眠を期待できるというワケ。一方で、起床後にはカフェイン入りのコーヒーで、起きたての脳と体をシャキっと目覚めさせることができます。
りらく側のサービスも至れり尽くせり。これまで全国1万2000名のセラピストを育成してきたりらくるのトップトレーナーが、しっかりともみほぐしてくれるのです。しかも同社とフランスベッドが共同開発した、もみほぐしに最適の「プレミアムマットレス」も完備。さらに店内にはIoT照明の「フィリップス Hue」や、「R-LIVE」によるハイレゾ自然音のシステムなどが用意され、目や耳でも心地よいリラックスを堪能できるのです。
神の手による施術とカフェインレスコーヒーで至福の睡眠体験
提供されるメニューは、30分のもみほぐしと最長90分の睡眠体験がセットになった要予約の「ぐっすりコース」(1000円)と、最長30分の仮眠体験ができる「お昼寝コース」(200円)。どちらも税込みかつコーヒー付きということで、なんたるハイコスパ! 今回は前者を体験してみました。
まずはカフェインレスコーヒーを一杯。そしてベッドにゴロン。するとセラピストを育成するリラクゼーションのスペシャリストが、気になるところをもみほぐしてくれます。
カラダが軽くなったあとは、前記の「プレミアムマットレス」のベッドで眠りの淵へ。耳栓やアイマスクなどを無料で使えるところもうれしいポイントです。
なお、200円ぽっきりの「お昼寝コース」は予約不要で気軽に利用できます。こちらは30分なので睡眠というより仮眠ですが、寝る前に飲むコーヒーはカフェイン入り。というのも、カフェインの効果はすぐにあらわれないからです。つまり、短い仮眠の前にコーヒー(カフェイン入り)を飲めば、起きたころにカフェインが効いてシャッキリ目覚められるということ。これはパフォーマンスの発揮に役立つ「コーヒーナップ」と呼ばれ、注目されています。
「お昼寝コース」は手軽な仮眠でありながら、様々な形に変化するフランスベッドのドーナツ状クッション「スリープバンテージ フルール」を使えて実に快適です。冒頭の睡眠負債が気になる人はもちろんですが、コスパがいいので興味本位でもとにかくオススメ。最終日の3月25日までにぜひ行ってみましょう!
【SHOP DATA】
ネスカフェ×りらくる 睡眠カフェ
住所:東京都中央区銀座8-9-13 K-18ビル2F「CHAIRS」内
アクセス:JRほか「新橋駅」銀座口徒歩4分
開催期間:2018年3月15日(木)~3月25日(日)
営業時間:11:00~21:00(L.O.20:30) ※3月15日のみ16:00オープン
定休日:なし