パナソニックは、配線器具専用ショールーム「Switch Styling Lab(スイッチ スタイリング ラボ)」を、東京・西新宿のリビングデザインセンターOZONE内にオープンしました。この空間では、スイッチやコンセントなどの配線器具を実際に手に取り、そのデザインや機能性を体感できます。
筆者は、オープンに先駆けて開催された内覧会に参加。配線器具だけに特化した、ユニークなショールームの魅力をレポートします。
738個のスイッチを埋め込んだ壁面で来訪者を惹きつける
東京・西新宿にあるリビングデザインセンターOZONEは、家具やキッチン、住宅設備などのショールームで、総面積1万1000平米のフロアに、多数の設備やアイテムが展示されています。専門のコンサルタントが常駐しており、快適な住まいづくりの相談ができるほか、設計士にとっても参考になるアイテムがたくさん並んでいます。Switch Styling Labは、その6階の一角にオープンしました。面積39.5平米というコンパクトな空間のなかに、パナソニックが誇る多様な配線器具が並んでいます。

圧巻なのが、その外観。ショールームを囲うL字型の壁面パネルには、なんと738個のスイッチが埋め込まれているのです。そのデザインを担当した展示会デザイナーの竹村尚久さんによると、「集客のための壁」を目指し、訪れた人を惹きつけるビジュアルに仕上げたといいます。また、この壁面パネルの下部からは、ショールーム内にいる人の足が見えるようになっています。ユニークな壁面と合わせて、内部が気になる、入ってみたくなるデザインです。

Switch Styling Labの入り口には、AIによる説明が受けられる大型のタッチパネルが設置されています。このタッチパネルでは、展示されている製品の特徴がわかるほか、製品の感想を語る建築家のインタビューの視聴などが可能です。また製品カタログやサンプルの請求も、このパネルから行えるようになっています。

多様な配線器具を、体感しながら選べる
タッチパネルの横には、パナソニックが誇る配線器具のラインナップが並んでいます。ホテル・オフィス・店舗などの非住宅分野で人気の「SO-STYLE」シリーズや住宅で圧倒的なシェアを誇る「ADVANCE」シリーズなど、主要な製品が勢揃い。デザインや機能性を実際に触れて体感できます。



普段暮らしているなかでは何気なく触っている配線器具ですが、様々なデザインのモデルが世に出ています。近年では、シックな空間に馴染む、ブラックカラーの製品がトレンド。同じスイッチでも、シリーズによってデザインはもちろん、押したときの感覚が大きく異なります。

配線器具は、一度設置すれば長く使うことになります。それを触りながら選べるこの空間は、施主にとっても設計者にとっても有意義なものです。パナソニックが行ったアンケートでは、配線器具を実際に体感してから選びたいという人が、約80%もいたとのこと。Switch Styling Labは、そのニーズに応えるためのショールームなのです。

新築・リフォームを考えているなら、訪れて損はない
Switch Styling LabがあるリビングセンターOZONEには、様々な住宅設備やインテリアが展示されています。家を建てたい、あるいはリフォームをしたいとお考えの方なら、訪れて損のないスポットです。ぜひ一度、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
Switch Styling Lab(スイッチ スタイリング ラボ)概要
- 所在地:東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー リビングデザインセンターOZONE 6階
- 営業時間:10:30~18:30
- 定休日:水曜日(祝日を除く)、夏期、年末年始