日立のコードレススティッククリーナー「パワーブーストサイクロン」といえば、国産コードレスクリーナーのなかでも人気機種。その新モデル「PV-BD700」が、4月23日から発売されます。一体、どこが変わったのか? 発売前に開催されたPV-BD700のプレス説明会に行ってきました!
人気の理由はメインとして使えるパワフルな吸引力
現在は、国産メーカーだけでなく、海外メーカーもさまざまなコードレスクリーナーを発売しています。なかでも日立の掃除機ブランド・パワーブーストサイクロンが人気の理由は、吸引力がパワフルな点。ひと昔前は、コードレスクリーナーといえばパワーが物足りないため、サブクリーナーとして利用されることが多かったものです。しかし、昨年モデルのパワーブーストサイクロン PV-BC500の購入者アンケートでは、なんと74%のユーザーがメインの掃除機として使用しているとか。本機でも、小型ハイパワーファンモーターと、サイクロン式クリーナーの最上位機と同様の方式のパワーブーストサイクロンを採用し、強い吸引力を実現しています。
また、掃除を中断したいときに、掃除機をその場で“自立”させられる点や、ダストケースを丸ごと水洗いできる清潔性など、使いやすさも人気のひとつ。そして、同シリーズ大きな特徴が、ヘッド幅がワイドであること。新モデルのPV-BD700も約28cmの幅広ヘッドを搭載し、一度の往復で広いエリアを掃除できるため、掃除時間を短縮できるのが便利です。
本機はパワフルながら重さは2.3kgと比較的軽量。しかも、モーターの重心が下にあるうえ、回転ブラシの駆動力でヘッドが自動的に前に進む「〔自走〕スマートヘッド」搭載なので、使用中はほとんど重さを感じません。
ヘッドを外すだけでハンディクリーナーに大変身!
本機の新機能で目を引いたのは、スティッククリーナーとしてもハンディクリーナーとしても使用できること。いままでも本体からハンディ部を分離させる「2 in 1 」タイプのクリーナーはありました。しかし、本機はハンドルを短縮し、ヘッドを外すだけでハンディクリーナーに変形。ハンディ部を外す必要がないので、2 in 1タイプより、ハンディクリーナーとして手軽に使用できます。
「きわぴた」構造で壁ギリギリのゴミもスッキリ!
もうひとつの新機能がヘッドの「きわピタ」構造。ヘッド内でブラシが回転するタイプの多くは、ブラシが届かない壁際のゴミが吸引しにくいという短所がありました。しかし「きわピタ」構造では、ヘッド先端部に空気を吸い込む穴を配置。壁ギリギリのゴミも効率よく吸い込めるようになっています。
先代モデルの弱点を克服して総合力がアップ!
吸引力のパワフルさや使いやすさ、汚れやすいパーツはすべて洗える清潔性……じつは、これらの機能に惹かれて、筆者は実家で先代モデルを愛用しています。そして、旧モデルで気になっていたのが、壁ギリギリのゴミが取れない点でした。しかし、このデメリットも新モデルの「きわぴた」構造で克服。正直、コードレスクリーナーの購入が1年早かったと悔しい思いをしています。
本機は実売予想で8万2400円前後となかなか高級ですが、掃除機は毎日使うもの。「使いやすさ」「パワフルさ」を兼ね備え、毎日の掃除のストレスを減らしてくれるなら、決して高い買い物ではありません。
日立
パワーブーストサイクロン PV-BD700
実売予想価格8万6400円(4月23日発売)
パワフルさと使いやすさを兼ね備えたサイクロン式のコードレスクリーナー。ヘッドを外すだけでハンディクリーナーに変形する機能を新搭載。
【SPEC】
サイズ/質量:W230×D280×H785~1015mm/2.3kg
連続使用時間:約30分(標準)/ 約8分(強)
集じん容量:0.2ℓ
【URL】
日立 http://www.hitachi.co.jp/
PV-BD700 http://kadenfan.hitachi.co.jp/clean/lineup/pvbd700_400/