便利な家電が増えた現代、家事労働は昔よりも楽になったといわれています。とはいえ、いまだ日々のくらしの悩みは尽きません……。そんな問題を解決してくれる可能性を秘めているのが、単なる“便利”を超えた驚きの機能をもつ“進化系家電”です。そこで今回は、くらしに役立つ情報満載の動画マガジン「くらしのラボ」より、家電のプロ2名をお招きし、GetNavi編集部員の家庭の悩みをズバリ解決してもらいました!
<悩める編集部員を救うのは家電のプロ2名!>
家電王・中村 剛さん(写真左)
テレビの家電通選手権で優勝歴もある家電のプロ。「くらしのラボ」では「家電王/マスター家電」として、家電の選び方から便利な使い方まで、役に立つ情報を常に発信している。
家電コーディネーター・戸井田園子さん(写真右)
雑誌やテレビなど幅広い媒体で活躍する家電のプロ。家電の「使い勝手」にもこだわった主婦ならではの解説に定評がある。「戸井田姫」として「くらしのラボ」にも出演中。
【相談1】「年末大掃除の窓拭き、誰がやる?」
最初の相談者はGetNavi家電・ファッション担当、青木宏彰氏。青木氏はなんと新婚ホヤホヤ! 今回の相談ごとも新婚ならではといえる悩みのようで……!?
青木(敬称略、以下同):年末といえば大掃除ですが、いま気になっているのが自宅の窓掃除。実は結婚前から今のマンションに住んでいるんですけど、ここに引っ越してからの1年半で一度も窓掃除をしたことがないんですよね……。窓掃除は高い位置も掃除する必要があるし、意外に拭く力も必要じゃないですか? ここは格好よく「窓掃除はオレが担当するゼ!」って言いたいんですが、真冬に屋外で水を使う掃除は正直気が重い……。でも今後の円満な家庭生活のためにはガマンすべきでしょうか?
中村:冬の窓拭きはツライですよね。そんな時こそ進化系家電の出番です! 青木さんにオススメなのはズバリ、窓掃除ロボット「ウインドウメイト」ですね。窓掃除ロボットならセットしてボタンを押せばあとは暖かい部屋で掃除が終わるのを待つだけです。もちろん手の届かない高い位置も簡単に掃除できますよ。
戸井田:私も実際に家でウインドウメイトを使っていますが、特に感じるのは「窓掃除の回数が増えたな」ということ。窓掃除ロボットがあればボタン1つで掃除ができるので、掃除回数も自然に増えるんです。いつでも透明でピカピカな窓をキープできるので、その点でも青木さんにぴったりでは?
青木:なるほど、そういうメリットもあるんですね~。ところで、窓掃除ロボットっていろんなタイプが登場していますが、ウインドウメイトの利点は何でしょう?
中村:窓掃除ロボットは空気を吸引して窓に「吸い付く」タイプが多いんですが、ウインドウメイトは窓の両面に永久磁石で「くっつく」のが特徴なんです。屋内と屋外両方にユニットがあるので、窓の外と内側を一度に掃除できるんですよ。
戸井田:しかも、吸引式は電池がなくなったら吸い込めなくなる……つまり窓にずっと張り付いていられないんですが、磁石式なら電池が切れても落ちない。つまり、より安全なんです!
青木:安全なのは重要ですね! でも、価格もそれなりにするんでしょう? 嫁が納得するくらいキレイになるんでしょうか? うちの窓は1年半掃除していない年代物の汚れなんですけど……。
中村:汚れを効率よく除去できるマイクロファイバーで、同じ場所を重ね拭きするジグザグ走行をするので、かなりキレイになりますよ。ウインドウメイトの実力に関しては、次の動画を奥さんにも見せてあげてください。窓掃除が面倒と感じているなら、きっと魅力的だと思ってくれるはずですよ。
※実際の使用シーンは45秒~
青木:動画を見る限り、ロボットが通ったあとの窓が透明になっているのが確認できますね! ただ、この若者3人による恋愛ドラマは一体……?
中村:汚れやすい屋外側は毛足の長いマイクロファイバーに洗剤を吹き付け、ひどい汚れが付きにくい屋内側は毛足の短いマイクロファイバーでから拭きする仕組みなんです。屋外側は市販のガラス用中性洗剤も使えますよ。
青木:(ドラマについてはスルーなんですね……)ところでこれ、磁石でくっついているなら屋外と屋内で同時にユニットを取り付ける必要があるんですよね。普通に開く窓なら1人で簡単にセットできるでしょうけど、はめ殺しの窓はどうすれば良いんですか?
戸井田:その場合は2人が外と中から同時に窓に取り付けるしかないでしょうね。むしろ新婚家庭にはピッタリの共同作業なんじゃないですか?(笑)
青木:タイミングを合わせて窓拭きロボットをセットする―― まさか窓掃除で2人の愛が試されるとは……(笑)。
【コラム①進化系家電のトレンド・掃除家電編】
「トランスフォーム掃除機」がアツイ!?
掃除家電の進化系で注目したいのはコードレススティック掃除機。今年は使いやすい形に変形する「トランスフォーム掃除機」が多く発表されました。
たとえばシャークの「EVOFLEX」はヘッドと本体をつなぐパイプが曲がるので、腰を曲げずにソファーやベッドの下を掃除可能。三菱電機の「ZUBAQ」は電源台から斜めに外すとスティック掃除機、上に持ち上げるとハンディ掃除機になります。そして、エレクトロラックスの「Pure F9」は本体位置を上下に移動させられるので、下重心で掃除負荷を軽くしたり、上重心で狭い場所にヘッドを差し込むことができます。
ちょっとしたギミックがガジェット好きの心をくすぐるトランスフォーム掃除機。こうした掃除機なら、普段の掃除がちょっと楽しくなるかも!?
<動画でもチェック!>