スマホの音楽再生は自然な音が心地いい
さて、設定を終えたところで、単機能から試してみましょう。Bluetooth接続でスマホの音楽再生が可能というので、まずはそれを試してみました。スピーカーはオーディオブランドのハーマン・カードン製だけあって、音質はかなりのもの。ほんのわずかに音がこもる印象はありますが、上から部屋全体に音が降ってくる感覚が新鮮で、自然かつ立体的な音場が心地いいです。
ただ、Bluetoothスピーカーとしての使い勝手には少々難あり。Bluetooth接続を行うための選択画面はホーム画面とは別で、画面を切り替える必要があることと、スマホ側でpopIn Aladdinを選んで接続する必要があるのが面倒です。また、画面には何も表示されないので音量がわからず(通常画面だと音量を表示するのですが)、リモコンで音量を操作すると「最大音量です」と最大音量でアナウンスがあって、腰を抜かしそうになりました。どうせなら、ホーム画面のボタンを押すだけでスマホと自動接続できて、画面にポップな映像が出る仕様だったら良かったな……と。とはいえ、音がいいので、その後使う機会はありました。
照明はもっと暗く調整できたらよかった
続いて、照明の機能を見ていきましょう。結論からいえば、こちらは少々物足りなかったです。寒色・暖色の切り替えは良いのですが、明るさの幅がもう少し欲しかった……。6段階で設定できるのですが、もっと暗く設定できたらな、と。最低レベルの明るさでもそこそこ明るいので、これだと寝る前に読書したいときには不便です。もっと暗くするとなると、プリセットの「常夜灯」まで落ちてしまい、その中間がないので、照明でいいムードを作りたい人は残念に思うかも。後述の「美風景」や「ヒーリングライト」など映像コンテンツで演出する手もありますが、照明の機能はシステムのアップデートで改善されるといいですね。
アップデートで成長する楽しみがある
なお、前段でアップデートに触れましたが、本機はインターネットに接続しており、アップデートで成長していくのが特徴です。例えば、筆者が使っていたときは新たに動画配信サービス「Amazonプライム・ビデオ」や「Netflix (ネットフリックス) 」、スポーツコンテンツ配信サービスの「DAZN (ダゾーン)」アプリのほか、「等身大動物図鑑」などオリジナルコンテンツが追加されました。これからどんなコンテンツが追加され、どんなふうに成長していくのか? その点も楽しみです。