家電
冷蔵庫
2019/3/26 19:00

増税前に買うべき冷蔵庫はどれ? 家電のプロが6機種・4項目でガチチェック!

今年10月、消費税が8%から10%に増税となります。というわけで今回は、増税前に狙い目の冷蔵庫のベストバイをプロセレクト。“買うべきモノ”をしっかりと見極めて、増税前後の「勝ち組」になりましょう!

家電コーディネーター

戸井田園子さん

本誌をはじめ幅広い媒体で活躍。住宅メーカーに勤務経験があり、家電はもちろん住宅設備事情にも詳しい。

 

冷蔵庫は自分の生活に適した機能を吟味すればいい

2019年は冷蔵庫の発売時期に変化あり。冷蔵庫の最上位モデルは秋発売が通例ですが、今年は三菱電機や日立など、2~3月の発売が多い。これらのモデルは8~9月には価格も落ち着くはず。単純に増税前の購入がおトクです。

 

ということで、冷蔵庫に関しては、自分の生活スタイルに合った機能を持つモデルを選べばいい。中高生の子どもがいるなら冷凍室広め、三度食事を作るなら野菜室広めのモデルが有利です。食材を少しずつ使う家庭は、チルド・微凍結機能が充実したモデルを狙いましょう。

 

ファミリー層なら容量500ℓ以上を狙います。最近は横幅スマートで500ℓ以上を実現したモデルも多く、消費電力量も中型・小型モデルより少ない。さらに、将来の生活を考えるならWi-Fi対応も視野に入れたいところです。

 

また、19年モデルが例年通り夏~秋に新製品が出る機種の場合は、9月時点ではまだ高値なので、18年モデルを底値時期に買うのがおトクでしょう。

 

【冷蔵庫はココをCHECK】

1 チルド・微凍結機能

凍らないギリギリの温度で保存するチルドは、各社が競っている機能。肉、魚が長持ちする、解凍いらずで時短になるなど、忙しい現代人には必須の機能です。

 

2 野菜室

温度と湿度をしっかり管理して、葉物野菜をどれだけシャキシャキのまま維持できるかは各社の腕の見せどころ。容量や使い勝手のいい配置かどうかも重要。

 

3 冷凍機能

ただ凍らせるだけでなく、いかにおいしさを急速に閉じ込めるかが冷凍機能のカギ。また、冷凍室の容量が大きければ買いだめもでき、経済的にプラスに。

 

4 操作性

最近はWi-Fi対応の冷蔵庫が急増中。キッチンに行かなくても、スマホから各種設定や状況確認ができる製品も多い。今後は遠隔での操作性もポイント。

 

その1  冷蔵・冷凍・野菜室の場所を選べて暮らしの変化にも対応!

日立

6ドア冷蔵庫R-KX57K

実売価格46万2240円

3月14日発売

下2段に「ぴったりセレクト」を新採用し、利用スタイルに合わせて冷蔵室・冷凍室・野菜室に切り替えできる革新的なモデル。冷蔵室全体を2℃に保つ「まるごとチルド」、凍らせない約-1℃で肉・魚をおいしく保存する「特鮮氷温ルーム」も便利です。●定格内容積567ℓ●冷凍室容量55~259ℓ●年間消費電力量380kWh/年●Wi-Fi対応

 

【1 チルド・微凍結機能】

【評価A+】ラップをかけなくても鮮度が落ちにくい

「まるごとチルド」とうるおい冷気により、ラップなしでも乾燥・変色しにくい。肉・魚の鮮度を守る、-1℃の「特鮮氷温ルーム」も新設。

 

【2 野菜室】

【評価A】購入後に野菜室の位置を決められるのがうれしい

野菜室は真ん中or下段の2択が多いなか、購入後に選べるのが魅力。野菜の鮮度保持重視なら、「ぴったりセレクト」以外の同社別モデルが◎。

 

【3 冷凍機能】

【評価A+】冷凍食品を多く使うなら2段冷凍室にするのもアリ

「ぴったりセレクト」により、下2段は冷凍室としても使えます。最大259ℓ収納可能なので、冷凍食品や作り置きを活用する人に良いでしょう。

 

【4 操作性】

【評価A】スマホで設定変更でき食材管理機能も役立つ

スマホアプリと連携すれば、お知らせ機能やリモート機能を利用できます。食材を撮影して経過日数を記録できる、食材管理機能も便利。

 

こんな人にピッタリ!

今後の生活を見越せる人に「ぴったりセレクト」は便利

 

今後10年間の生活を見越して製品を選ぶ人に、引き出しの機能が選べるのは便利。冷蔵庫のクラウド連携を早く活用したい人にもオススメ!

 

その2 食材の購入履歴を把握してメニューを提案してくれる!

シャープ

プラズマクラスター冷蔵庫メガフリーザー

SJ-GA55E

実売価格37万8000円前後

2月21日発売

スマホやスマートスピーカーとつながるAIoTクラウドサービス「COCORO KITCHEN」に対応。ドアに搭載した液晶ディスプレイでは時計やタイマーなどを設定でき、オススメメニューなども表示されます。電動アシストドアを採用し、ワンタッチで開きます。●定格内容積551ℓ●冷凍室容量189ℓ●年間消費電力量248kWh/年●Wi-Fi対応

 

【1 チルド・微凍結機能】

【評価A】汚れやすいチルドルームはプラズマクラスターで清潔に

プラズマクラスターを搭載し、高密閉構造で無風状態を保つので、鮮度とうるおいが長持ちします。解凍時もおいしさを逃がしません。

 

【2 野菜室】

【評価A+】雪下の環境に近い状態で野菜をもっとおいしく

プラズマクラスターの除菌効果に加え、雪下に近い低温高湿環境で、野菜の甘みを引き出します。これは野菜室が冷凍室に囲まれた本製品ならでは。

 

【3 冷凍機能】

【評価A+】まとめ買いしても安心! たっぷり入る大容量

3段構造で大容量189ℓなうえ、「おいそぎ冷凍」など多彩な冷凍モードも搭載しています。深さがあり、食材を立てて収納しやすい。

 

【4 操作性】

【評価A+】シャープならではのAIoTで、スマホでできること満載!

スマホアプリと連携すれば、お知らせ機能やリモート機能を利用できます。食材を撮影して経過日数を記録できる、食材管理機能も便利。

 

こんな人にピッタリ!

まとめ買いが多い共働き世帯に大容量の冷凍室は最適!

大容量冷凍室は作り置きやまとめ買いが多い共働き世帯に最適。特に食べ盛りの中高生がいる家では、冷凍した食材を大量保存できるのは助かります。

 

その3 凍らせずに約1週間保存! 旨みも増す低温チルド

東芝

ベジータFZシリーズGR-R600FZ

実売価格40万9000円

3月4日発売

野菜室が中段にあり、野菜の出し入れがしやすい「ベジータ」のWi-Fi対応モデル。チルド室には肉や魚の旨み成分を増やす「低温チルドモード」を採用し、「新光触媒ルネキャット」と「LED除菌」により鮮度保持機能もアップしました。●定格内容積601ℓ●冷凍室容量142ℓ●年間消費電力量239kWh /年●Wi-Fi対応

 

【1 チルド・微凍結機能】

【評価A+】選べる切り替えチルドで食材のおいしさを引き出す

約-1℃を保ち、長期保存(肉:1週間)が可能で、旨み成分を増やす「低温チルド」モードを追加。「速鮮チルド」「解凍」と3モードから選べます。

 

【2 野菜室】

【評価A+】うるおい冷気が循環しいつでもみずみずしく!

うるおいたっぷりの冷気を1日20回以上循環することで、野菜本来のみずみずしさと食感が長持ち。中段に位置し、使い勝手も抜群。

 

【3 冷凍機能】

【評価A】-1~-5℃を一気に通過させ細胞を壊さず冷凍

強力な冷気を送り、素早く凍らせる「一気冷凍」は肉・魚の鮮度を保つ工夫。切った野菜を下ゆでせずに冷凍できる機能も搭載しています。

 

【4 操作性】

【評価A】スマホアプリとつなげば外出先でも操作できる

スマホアプリと連携し、外出先から運転状況の確認や庫内の操作設定が可能。扉開閉回数のグラフも表示され、省エネ意識も高まります。

 

こんな人にピッタリ!

専業主婦やシニア世帯で野菜室重視の人にオススメ

“野菜室真ん中”は野菜の保存を重視する人に好評。専業主婦、特にシニア層はまとめ買いが多いので、野菜の鮮度維持に優れたこちらがオススメ。

 

その4 瞬冷凍でおいしさそのまま! 解凍なしでもサクッと切れる

三菱電機

置けるスマート大容量MXシリーズ MR-MX57E

実売価格43万1870円

2月21日発売

薄型断熱構造により、“コンパクトで大容量” “高い省エネ性”を両立したシリーズ。ユーザーの生活パターンを予測し、AIが自動で制御を行う「切れちゃう瞬冷凍AI」を新搭載。肉、魚に加え、野菜も生のまま冷凍できて時短になります。●定格内容積572ℓ●冷凍室容量152ℓ(最大)●年間消費電力量275kWh/年●Wi-Fi非対応(※1)

※1:三菱HEMSを挿入していて、かつ別売りアダプタを使用した場合のみ、Wi-Fi接続が可能

 

【1 チルド・微凍結機能】

【評価A】凍らせない約-3℃~0℃で肉や刺身の鮮度が長持ち

氷点下なのに凍らない「氷点下ストッカーD」を搭載し、生のままおいしさと鮮度をキープ。ワイドな横幅で、たっぷり保存が可能です。

 

 

【2 野菜室】

【評価A】出し入れしやすい真ん中で庫内はスッキリ整理できる

庫内は4つのエリアで整理しやすく、中を見渡しやすい。野菜のうるおい維持や、3色LEDの光の効果でビタミンCアップの機能もあります。

 

【3 冷凍機能】

【評価A+】冷凍なのに解凍なしで使え調理を大幅に時短する

約-7℃で凍らせる「切れちゃう瞬冷凍A.I.」は、解凍なしで食材がサクッと切れます。生野菜も下ゆでなしで冷凍でき、凍ったままほぐせます。

 

【4 操作性】

【評価A】AIが扉の開閉データを検知し自動でおいしく冷凍する

新搭載のAIが扉の開閉データに基づき、自動で「切れちゃう瞬冷凍」を開始。これまではパネル操作だったので使いやすさが向上しました。

 

こんな人にピッタリ!

庫内を整理して使える人なら冷蔵庫の高い機能を生かせる

「瞬冷凍」や薄型断熱構造など技術が高く、食材を効率良く収納できる工夫も多い。冷蔵庫内をきっちり整理できる人、料理好きな人にオススメ。

 

その5 「ナノイーX」が循環し浮遊菌やニオイを撃退!

パナソニック

パーシャル搭載冷蔵庫HPXタイプ NR-F604HPX

実売価格34万5000円

●2018年モデル(※2)

脱臭・除菌効果の高い微粒子イオン「ナノイーX」が庫内を循環し、清潔を保ちます。食材が長持ちする「微凍結パーシャル」や、湿度を保つフィルターが進化した「Wシャキシャキ野菜室」も搭載。スリムな幅685mmで大容量600ℓを実現しています。●定格内容積600ℓ●冷凍室容量113ℓ●年間消費電力量283kWh/年●Wi-Fi非対応

※2:2018年のラグジュアリーモデル「WPXタイプ」は在庫わずかのため、本特集では「HPXタイプ」を評価しています

 

【1 チルド・微凍結機能】

【評価A】鮮度とおいしさが長持ちし解凍不要で調理もラクちん

約-3℃で保存する「微凍結パーシャル」は、チルドと冷凍のいいとこどり。細胞を傷めないから冷凍よりおいしく、解凍が不要です。

 

【2 野菜室】

【評価A】2層になったフィルターで葉野菜もシャキシャキ!

湿度を調整するフィルター層が2層に進化。野菜に最適な湿度で約1週間鮮度を保ちます。引き出しが全開になり、下段でも中身が見やすい。

 

【3 冷凍機能】

【評価B+】「ワンダフルオープン」で冷凍室の整理が簡単

冷凍室はやや小さめだが、100%全開で整理しやすい。中段には別個に「新鮮凍結ルーム」も備え、アツアツの食品を一気に冷凍可能。

 

【4 操作性】

【評価B】生活リズムや収納量で「エコナビ」が節電運転

Wi-Fi非対応だが、賢い「エコナビ」が省エネをアシスト。収納量に合わせて運転の無駄を省きます。2019年春モデルよりWi-Fi対応になります。

 

こんな人にピッタリ!

冷凍室や野菜室の全開機能は大雑把な人も使いやすい

「ワンダフルオープン」で冷凍室や野菜室を全開でき、大雑把な人も使いやすい。冷凍室が3段構造で収納しやすく、冷凍食品好きにもピッタリ。

 

その6 デザイン性にこだわりキッチンスペースを格上げ

AQUA

4ドア冷凍冷蔵庫TZシリーズAQR-TZ51H

実売価格28万9440円

3月上旬発売

プロダクトデザイナー・深澤直人氏がデザインを手がけた薄型設計の冷蔵庫。本体奥行は500ℓクラスで最薄の635mmで、キッチンを広く快適に使えるのが特徴。クラス最大の180ℓを誇る冷凍室は、6つの容器に分かれています。●定格内容積512ℓ●冷凍室容量180ℓ●年間消費電力量299kWh/年●Wi-Fi非対応

 

【1 チルド・微凍結機能】

【評価B】肉や魚の乾燥を抑えるフレッシュストッカー付き

微凍結機能はないが、冷蔵室内には半密閉構造で乾燥を抑える「フレッシュストッカー(18ℓ)」を装備。幅66mmでゆったり収納できます。

 

【2 野菜室】

【評価C+】単独の野菜室ではなく冷蔵室内に設置されている

単独での野菜室はなく、冷蔵室の最下段に半密閉構造の「旬鮮野菜ルーム(26ℓ)」を用意。かがまず野菜が出し入れできるのは便利。

 

【3 冷凍機能】

【評価A】冷凍室は6つに分かれサイズ別に整理できる

6つの容器に分かれた冷凍室は大容量180ℓで、整理しやすくたっぷり収納できます。食材の冷凍焼けを防ぐ「旬鮮フリーザー」を搭載。

 

【4 操作性】

【評価B】奥まで届く薄型だから食材管理もしやすい

女性でも最上段の奥まで手が届きやすい薄型設計は良い。冷蔵室には6つのロングLED庫内灯を採用し、中が明るい。Wi-Fiは非対応。

 

こんな人にピッタリ!

インテリアにもよくなじみ、デザイン性重視の人に最適

スタイリッシュなデザインがインテリアになじみます。薄型で内部を隅々まで見渡せるのも便利。デザイン性と使いやすさ重視の人にオススメ。

 

冷蔵庫のほかにもこちらをチェック!

【フリーザー】

冷凍、チルド、冷蔵に切り替え可能でキッチン以外にも置けるデザイン

コストコでまとめ買いをしたときや、頻繁にホームパーティやバーベキューをする場合に活躍するフリーザー。冷蔵庫の容量不足を補ってくれます。

AQUA

COOL CABINET AQF-GS15G

実売価格5万4940円

用途に合わせ、冷凍、チルド、冷蔵の3モードに切り替えられます。タッチパネル搭載で、ドアを閉めたまま温度設定が可能です。庫内全体を見渡せるタテ型タイプで、インテリア性も高い。●サイズ/質量:W503×H1310×D598mm/46kg

 

【ワインセラー】

ワインにこだわるならコレ! 上下の温度帯を分けて保存可能

ワインは温度変化を少なくして保存するのが劣化させないコツ。予算が許せば、確実に温度管理ができる、信頼あるメーカーのモデルがオススメです。

ドメティック

マ・カーブ ワインセラー 94本

実売価格16万9800円

上下で温度設定が変えられ、白・赤・泡など種類別に保存できる本格派。コンプレッサー方式を採用し、加温ヒーターも搭載。急激な温度変化から繊細なワインを守ります。●サイズ/質量:W600×H1545×D635mm/76kg

 

文/平島憲一郎、ゲットナビ編集部 撮影/高原マサキ(TK.c) イラスト/勝間田しげる