家電
2019/3/29 19:45

増税前に買うべきタテ型洗濯機はどれ? 家電のプロが3機を4項目で格付けチェック!

今年10月、消費税が8%から10%に増税となります。もちろん高価格な製品ほど増税の影響は大きいですが、必ずしも“駆け込み買い”が得とは限りません。本稿では、増税前に狙い目の縦型洗濯機カテゴリのなかから、プロがベストバイ製品をセレクト。“買うべきモノ”をしっかりと見極めて、増税前後の「勝ち組」になりましょう!

【私がオススメします!】

家電コーディネーター

戸井田園子さん

雑誌やウェブ、テレビなど幅広いメディアで活躍中。洗濯機のガイド記事も数多く監修しています。

 

【ココをCHECK】

1 操作性

操作性の向上をもたらすIoT/クラウドネットワーク対応の有無を確認。操作パネルの使いやすさや洗濯物の出し入れのしやすさも合わせてチェックしました。

 

2 独自の洗浄機能

洗濯機で最も重要なのは、洗濯物の汚れ落ちの優秀さ。各モデルについて、洗浄力アップを実現する機能、衣類の生地を傷めずに洗う機能を精査しました。

 

3 除菌・抗菌性能

洗濯機を予約運転する際、洗濯槽内に入れっぱなしの衣類の清潔さが気になる人も多い点。ここでは衣類や洗濯槽内を除菌する機能について見ていきました。

 

4 お手入れのしやすさ

項目3で一部触れる、洗濯槽の自動洗浄もお手入れの手間を減らす機能のひとつ。それに加え、定期的に掃除が必要な乾燥フィルターなどの特徴も見ていきます。

 

縦型洗濯機は増税直前でなく5〜6月に前倒し購入を

縦型洗濯機の高級モデルは、発売時期が6〜7月というものが多いです。今年もその時期に発売となると、10月以降も値下がりが予想されるため、増税前の購入はそれほどトクではないことになります。

 

となると、増税前の狙い目は現行の2018年モデル。これをモデルチェンジ前に購入するのが、最も賢い買い方になりそうです。

 

縦型洗濯機選びでチェックしたいのは、まずはドラム式同様洗濯容量。また、たっぷりの水で洗う縦型は基本的に洗浄能力が高いが、そこにどんな独自の洗浄機能を加えているかも注目ポイントです。

 

さらに、洗濯コース設定のしやすさや洗濯物の出し入れのしやすさなどの「操作性」もしっかり確認を。洗濯槽の自動掃除機能など、メンテナンスの手間を軽減しつつ、内部の清潔さを維持できる工夫があるモデルも、長く使っていくうえでメリットが大きいです。

 

【縦型洗濯乾燥機その1】

衣類や汚れに適した洗濯をしてくれる「AIお洗濯」を搭載!

日立

ビートウォッシュ BW-DX120C

実売価格25万2430円

縦型では初の液体洗剤自動投入機能を搭載し、毎回洗剤を量って入れる手間を解消。ドラム式と同じ「AIお洗濯」機能を採用し、ボタンひとつで衣類や汚れに適した洗濯をしてくれます。洗濯容量12㎏で、毛布などの大物も一度に洗えます。

SPEC●定格洗濯乾燥時間:約170分(標準)●消費電力量:約1890Wh(洗濯乾燥時)●サイズ/質量:W650×H1060×D715mm/約70kg

 

【1 操作性】

【評価A】「AIお洗濯」機能で細かな洗濯設定は不要

「AIお洗濯」で手間なくきれいに洗えます。ガラスタッチ式パネルは表示が見やすく、軽く触れると反応。スマホ操作は非対応。

 

【2 独自の洗浄機能】

【評価A+】「ナイアガラビート洗浄」で油汚れも泥汚れも強力除去

高濃度洗浄液を浸透後、大流量で洗う「ナイアガラビート洗浄」で油汚れも泥汚れも除去。温水機能で黄ばみもスッキリ。

 

【3 除菌・抗菌性能】

【評価A】洗濯槽を毎回自動掃除し槽内の黒カビ発生を抑制

洗濯槽の自動掃除機能で黒カビ発生を抑制。温風による「消臭・除菌」コースや外干し後の衣類の花粉除去コースも搭載。

 

【4 お手入れのしやすさ】

【評価A】スライド式のフィルターでゴミに触れずにゴミ捨て可

糸くずフィルターはスライド式で、ゴミに触れずにゴミ捨て可。本体天面に強化ガラスを採用、さっと拭けば汚れが落ちます。

 

【縦型洗濯乾燥機その2】

「超音波ウォッシャー」搭載で頑固な汚れもすぐきれい!

シャープ

タテ型洗濯乾燥機 ES-PU11C

実売価格19万2240円

部分洗いに最適な「超音波ウォッシャー」を搭載。「10分洗濯コース」と組み合わせれば、頑固な汚れのついた洗濯物も短時間できれいになります。新たにおしゃれ着を布傷みや縮みを抑えて洗う「ホームクリーニングコース」を採用しています。

SPEC●定格洗濯乾燥時間:約220分●消費電力量:約2200Wh(洗濯乾燥時)●サイズ/質量:W600×H1050×D650mm/約48kg

 

【1 操作性】

【評価B+】「光るタッチナビ」で迷いのない操作が可能

本体天面の操作パネルには「光るタッチナビ」を採用。電源を入れると操作に必要なキーと表示だけが光るので、迷いなく操作を進められます。スマホ非対応なのは惜しい。

 

【2 独自の洗浄機能】

【評価A】「超音波ウォッシャー」はピンポイントな汚れ落としに有効

毎秒約3万8000回の超音波振動で汚れを弾く「超音波ウォッシャー」を搭載。ワイシャツの皮脂汚れなども強力に落とせます。

 

【3 除菌・抗菌性能】

【評価A+】穴なし槽採用で槽外の黒カビをブロック

穴なし洗濯槽を採用し、槽の外側に黒カビがついても中に入りません。槽の外側は洗濯後に自動洗浄。「プラズマクラスター」で洗えない衣類も消臭します。

 

【4 お手入れのしやすさ】

【評価C+】糸くずのゴミ捨て方法にもう少し工夫がほしいかも

洗濯中に出てきた糸くずは袋状フィルターに捕集し、袋を裏返してゴミ捨て。自動洗浄機能で、手間なく槽の清潔さを維持。

 

【縦型洗濯乾燥機その3】

温水専用ヒーターを搭載しニオイや黄ばみ汚れ対策は万全!

パナソニック

縦型洗濯乾燥機 NA-FW120V1

実売価格22万6350円

洗濯容量12㎏でまとめ洗いに対応。温水専用ヒーターを使った温水泡洗浄で、ニオイや黄ばみもしっかり落とします。食べこぼし汚れに強い「パワフル滝洗いコース」や、洗濯前に高温風でダニを繊維からはがして洗い流す「ダニバスターコース」を搭載。

SPEC●サイズ/質量:W643×H1073×D672mm/約58kg●定格洗濯乾燥時間:約240分●消費電力量:約2550Wh(洗濯乾燥時・20℃のとき)

 

【1 操作性】

【評価B】ボタンがやや多めで最初は操作に戸惑うかも

操作ボタンが他機種よりやや多めで、最初は操作に戸惑うが、基本は運転切換とコースを選ぶだけ。スマホ操作には、残念ながら対応していません。

 

【2 独自の洗浄機能】

【評価A+】泡にした洗剤液を温めて繊維の奥の皮脂汚れも洗浄

「温水泡洗浄W」は酵素を活性化させ、洗剤液を40℃まで温めて繊維の奥の皮脂汚れまで洗い流します。2つの大水量シャワーで洗う「パワフル滝洗いコース」も搭載。

 

【3 除菌・抗菌性能】

【評価A】自動槽洗浄とナノイー放出で洗濯槽の黒カビ発生を抑える

すすぎや脱水の水で洗濯槽内の洗剤カスを自動洗浄。洗濯後、槽内にナノイーを放出して黒カビ発生を抑制。ナノイーで衣類の除菌・消臭も行えます。

 

【4 お手入れのしやすさ】

【評価A】洗濯槽内のフィルターは糸くずが取りやすくて便利

洗濯槽の2か所に抗菌加工した大容量フィルターを配置。フィルターはツメをつかむと簡単に開く。また、内側の角が丸く、糸くずが取りやすい。

 

値下がりしにくいコンセプトモデルも買い!

汚れ落ち抜群の泡洗浄と使いやすい設計が魅力

パナソニック

インバーター全自動洗濯機NA-JFA805

実売価格16万5070円

パナソニック「Jコンセプト」シリーズは50〜60代の目利き世代に向けたモデルで、量販店でも値下がりしにくいです。随所に使いやすい工夫があり、全世代にオススメ。本機の特徴は、「使いやすさ」を追求しつつ、「泡洗浄」や「自動槽洗浄」など実用的なトレンド機能をふんだんに投入している点。洗濯槽が浅く、投入口も広くて低くなり、衣類をラクに取り出せます。デリケートな衣類を優しく洗う「おうちクリーニングコース」も搭載。

SPEC●洗濯脱水容量:8kg●定格洗濯時間:約40分●消費電力量:約58Wh●サイズ/質量:W599×H1017×D626mm/約40kg

 

↑操作パネルには大画面の「ホワイトタッチ液晶」を採用。文字が大きくくっきりして見やすいうえに、日頃よく使うコースが選びやすいようにレイアウトされています

 

衣類ケアアイテムならコチラもチェック!

ランドリージャンルでは、洗濯機以外の新カテゴリが話題騒然。ここではそんな“未来を先取り”の衣類ケア家電を紹介!

 

ハンガーの振動とスチームでニオイやシワがきれいに取れる!

LGエレクトロニクス

LG styler S3WF

実売価格19万2240円

クローゼット型の衣類ケア家電。庫内に充満したスチームが、衣類の繊維の奥に付いたニオイ成分を吸着・脱臭、ハンガーの振動でシワを伸ばします。Wi-Fi機能搭載で、専用コースの追加ダウンロードや出先からの操作も可能。

↑きめ細かなスチームを繰り返し循環。ニオイ成分を吸着するほか、衣類に付着した花粉などアレル物質も除去します

 

洗濯物をたたんで仕分ける作業から解放してくれる革新的マシン!

セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ

ランドロイド

実売予想価格185万円〜 発売日未定

画像解析とAI、ロボット技術を融合した自動衣類折りたたみ機。洗濯物を入れるだけでAIが衣類の種類を判別し、きれいにたたんで仕分けます。アプリでは衣類データの管理や、買い物中に手持ちの服を確認することも可能。

↑タオル、Tシャツ、パンツなどアイテム別に仕分けてくれます。服が誰のものか最初に登録すれば、持ち主別に仕分けることも可能です

 

文/平島憲一郎、ゲットナビ編集部