パナソニックはデジタルコードレス電話機「VE-GD77」シリーズを本日5月23日より発売します。近年の電話機は、振り込め詐欺や特殊詐欺を撃退する、様々な機能が搭載されていますが、本製品は一歩進んで詐欺集団が嫌がる機能を数多く搭載。本記事で2つのポイントに分けて、同機を紐解いていきましょう。
【その1】SDカード対応で、通話内容を「自動録音」。しかも長時間、大量に。
本製品は親機にSDカード(別売)スロットを搭載し、本体メモリーに加えSDカードにも、用件・通話内容を保存することが可能。SDカードを親機にセットし設定すれば、受けた電話だけでなく、かけた電話も自動で録音可能な「フル録音」機能に対応しています。録音内容をすべて保存し、パソコンを利用して録音データを取り出すことも可能です。何かの被害にあった場合も、SDカードを取り出して警察に簡単に提出することができます。詐欺集団にとってはすべて録音され、証拠としても残るわけで立派な抑止力となります。なお、32GBのSDカード使用時には、1件最大約120分、最大1000件の保存が可能です。
【その2】警告メッセージなど「迷惑防止」を機能搭載
呼出音が鳴る前に、相手に「この通話は迷惑電話防止のために録音されます。ご了承ください。」という警告メッセージを自動で流します。着信中は呼出音と「迷惑電話にご注意ください。」という注意喚起のアナウンスを交互に自動で繰り返します。
消費者庁調べによると、「警告メッセージ発信機能付電話機」の設置前後で被害件数が1/10にまで現象しているとのこと。こうしたアナウンスが流れると詐欺集団は呼び出し音が鳴る前に電話を切るそうです。
また、ナンバー・ディスプレイに加入している場合は、親機の電話帳に登録されていない相手からかかってきたときのみ「迷惑防止」機能が作動。なお、「迷惑防止」機能を設定していない場合でも、呼出音が鳴っているときにあんしん応答ボタンを押すだけで、相手に名乗ってもらうようメッセージを流す「あんしん応答」機能も搭載しています。
電話に鳴る前に「警告」を、電話がなっているときに「注意喚起」を、通話中は「自動録音」で、電話の犯罪を電話で抑制する本製品。警視庁の調べでは、特殊詐欺の件数は2018年は2017年比マイナス-10%と減少しましたが、1万6493件もの被害が起こっています。GetNavi webの世代は親と離れて暮らしている方も多いと思いますので、導入検討してみてはいかがでしょうか。
【そのほかにも】着信に気づきやすい「着信お知らせLED」を子機にも搭載
着信があると光ってお知らせするLEDを子機にも搭載。着信時に点滅するので、掃除機などの音で呼出音が聞き取りづらいときにも、かかってきた電話に気づきやすくなります。また、不在着信や留守録音があるときにはゆっくり点滅して、外出から戻ったときなどに着信があったことがわかり便利です。
実売価格は、親機(受話子機)および子機1台のVE-GD77DLが2万1000円前後、親機(受話子機)および子機2台のVE-GD77DWが3万1000円前後となります。