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2019/6/1 20:30

「リーズナブルで高性能」は本当か? マクセルイズミ「2万円以下の5枚刃シェーバー」徹底検証

《メンテナンス性》

洗浄充電器が付いて手入れがとにかくラク! だが洗浄・乾燥時間は長い

IZF-V998には充電機能付き洗浄器が同梱。へッドの洗浄と乾燥、充電までボタンひとつで行えます。コースは洗浄、乾燥、充電をすべて行う「全自動コース」のほか、「乾燥・充電コース」「充電コース」を搭載。洗浄は約30分、乾燥は約5時間、充電は0分~約2時間と、かなり時間がかかります。また、洗浄中にヘッドの汚れを落とすために本体の電源がオンになる時間が何回もあるのですが、これがかなりうるさい点が少々気になりました。

↑洗浄器のコースセレクトボタンを押すごとに「全自動コース→乾燥・充電コース→充電コース→スタンバイ」とコース変更。洗浄、乾燥、充電の各運転状況と進行度合いがランプ表示されます

 

↑「全自動コース」終了後に外刃とヒゲくず受けの洗い残しをチェック。ヒゲくず受けにわずかに洗い残りが見られました

 

↑専用洗浄液(SLC-083)は1日1回使用で約2週間ごとに交換するのが目安。量販店で3パック1050円前後で購入できるので、1か月あたりのランニングコストは700円程度です

 

また、洗浄器を使わずヘッドを洗う場合は、別売の水洗い専用フォーム(SF-02)のほか、市販のハンドソープを使うことができて経済的。乾燥には洗浄器の「乾燥・充電コース」が使えます。

↑市販のハンドソープなどを外刃全体に付け、約15秒間シェーバーを運転。その後外刃を外してから流水かぬるま湯で洗い流します。また、市販のハンドソープなどで洗う場合は、毎回洗浄・乾燥後に付属のシェーバーオイルをつけると、剃り味が長持ちします

 

《付加機能》

キワゾリ刃にロック機能と、付加機能は極めてスタンダード

ヘッド後方にキワゾリ刃(トリマー刃)を搭載。ヒゲが長く伸びすぎているときは、これであらかじめヒゲを短くしてからシェービングすると、効率よくヒゲが剃れます。ただ、もみあげやヒゲの手入れをする用途としては、キワゾリ刃がかなり小さく、大型ヘッドの裏に隠れるかたちになるため、かなり見えにくいです。本格的にヒゲをケアするなら、やはり専用機を使うのがオススメです。

↑本体背面の「キワゾリボタン」を押し上げると、跳ね上げ式のキワゾリ刃が起き上がります

 

↑通常の持ち方でキワゾリ刃を使うと、トリミング中に跳ね上げた刃が倒れてしまうのが残念。そこで試しに本体を逆手で持ってキワゾリ刃を使うと、刃が倒れることなく、刃が肌に当たる部分も見やすかったです

 

また、旅行や出張に携帯する際に、忘れずに使ってほしいのが「トラベルロックモード」。電源ボタンを3秒以上長押しするとロックモードになり、カバンの中などで誤って電源が入るのを防げます。モードを解除する場合は、もう一度電源ボタンを3秒以上長押しします。

↑電源ボタンを3秒以上押し続けると赤い「カギ」マークが点滅し、トラベルロックモードに。このモードに入っているときに電源ボタンを押すと「カギ」マークが点滅するだけで電源が入りません

 

↑旅行・出張時の携行に便利な軽量のハードケースを付属。グッと押すと適度にしなる「セミハード」タイプですが、携行にはまったく問題ありません
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