数年前に比べ、炭酸水をそのまま飲むことが増えた人は多いでしょう。コンビニやスーパーなどでも様々な炭酸水が並ぶようになった一方、“自宅で作る”という画期的な提案で支持されているのが、炭酸水メーカー「ソーダストリーム」です。その新商品「ソーダストリーム スピリット ワンタッチ」(実売価格1万9000円・税抜)の発表会が、きわめて豪華かつユニークでした。ある意味ショッキングともいえるその内容を、新商品の特徴とともにレポートします。
マグロ解体ショーは「魚がプラスチックを飲み込む問題」を伝えるため
イベント名は「ソーダストリーム 生麦・生米・生炭酸2019」。ゲストとしてブランドアンバサダーのアンジャッシュ 渡部 建さんのほか、タレントの菊地亜美さんが出演。また、あきもと司環境副大臣や、ソーダストリームのダニエル・バーンバウムCEOが来日して登壇するなど、豪華な面々が会場をわかせました。
トークセッション、デモンストレーション、商品解説などが続き、その後さらに驚きの演出だったのが、マグロ解体ショー。 ソーダメーカーなのに、なぜマグロ? と思ったのですが、ダニエルCEOのプレゼンで、その理由がわかりました。
数ある環境問題のなかで、最近よく目にするニュースがプラスチックによる海洋汚染。ペットボトルなどのゴミが漂流するなかで紫外線などを受け、小さな破片に。これを魚が飲み込むことで、そのお腹にプラスチックが入ってしまうという問題を、マグロ解体ショーによってより具体的に伝えたい、ということだったのです。
ダニエルCEOによると、日本はペットボトルの回収率が90%以上と世界でも高い国であるものの、実際にペットボトルにリサイクルされているのは11%であるとか。「リサイクルも大切ですが、リデュース(減らす)はもっと大事」(ダニエルCEO)と熱弁するとともに、そのためにも炭酸水メーカーを使いましょうと呼びかけました。具体的な例を挙げると、1世帯あたりの消費量4年間ぶんとして、ソーダストリームのボトル1本で約2000本のペットボトルを削減できるとか。ソーダを日常的に飲む家庭なら、これは使わないと! と思うはず。
ちなみに、マグロの解体ショーでは、内臓から実際にプラスチックを取り出して見せた…というデモは行っておりません。解体されたマグロは、単に来場者にふるまわれたとのこと(筆者は会場を早めに出たため味わうことができず……)。なかなか強引な流れではありますが、この発表会が強く印象に残ったのは確かです。
お手ごろ価格の大人気シリーズが全自動に進化した
ステージでのおひろめ終了後は、「ソーダストリーム スピリット ワンタッチ」を使った炭酸水の試飲会。ということで、改めてこの最新機器を紹介します。
ソーダストリームは、ガスシリンダー1本でペットボトル120本分の炭酸水を作ることができる炭酸水メーカー。計算すると、1本当たり約18円で炭酸水を作れるのが大きな魅力です。いくつかのシリーズがあり、なかでも柔らかなデザインとお手ごろ価格の「スピリット」(実売価格1万4000円・税抜)は1番人気を誇ります。
その「スピリット」を進化させたのが、今回の「ソーダストリーム スピリット ワンタッチ」。シンプルな操作を追求し、本体上部のボタンを押すだけというカンタン操作で3段階から好みの強さの炭酸水を作ることが可能。また、手軽にボトルが装着できる「スナップロック」を採用し、初めてのユーザーでもカンタンに使用することができます。
フレーバーソーダの素と携帯用のマイボトルも展示
1滴で炭酸水をフレーバー炭酸水にカスタマイズできる「ウォータードロップ」も展示。フレーバーはオレンジ、レモン、ライムの3種類。カロリーゼロで、ヘルシーにフレーバーソーダを楽しめるとあって、大好評を博しているとか。実際に飲んでみると、ほのかですが、爽やかな「柑橘感」を確実に感じます。本品を使っても甘くならないので、料理の味を邪魔せずにマッチしてくれるはず。焼酎やウォッカなどを割ってそのままサワーやカクテルに…といった使い方もできそうです。
7月中旬から新たに発売される「マイボトル」にも注目です。これは自宅で作った生炭酸を出先でも手軽に持ち運び、ペットボトルを買うよりも環境に優しく、経済的に新鮮な炭酸水を楽しめる意欲作です。
ムワっとした梅雨、そのあとは夏本番と、キンキンに冷えた炭酸水が飲みたくなるシーズンが到来します。エコにも貢献できるというのも見逃せないポイント。みなさんも今夏はソーダストリームをチェックしてみては。