家電
2019/6/4 20:46

「店頭デモNGな激臭」は脱臭できた?「8大生活臭」に効くシャープ最新プラズマクラスター除菌脱臭機を体験

今年も梅雨が近づいて来ました。洗濯物の部屋干し臭や水場のカビ臭対策にため息をつく人も多いのでは。お部屋のニオイ対策で注目したいのが、シャープが6月13日に発売する、プラズマクラスター除菌脱臭機「DY-S01」(実売予想価格4万5000円前後・税別)。お部屋に付着しがちな8大生活臭が消臭でき、ニオイ原因菌も除菌できるとのこと。発表会会場でその性能を確かめてきました!

↑プラズマクラスター除菌脱臭機「DY-S01」 ●サイズ/重量:Φ233×H570mm/約3.9kg ●脱臭適用床面積(目安):~15畳(25㎡) ●プラズマクラスター適用床面積(目安):約8畳(13㎡) ●電源コード長:約1.8m

 

まずは本体のサイズと軽さに注目

除菌脱臭機ならば、まずは除菌と脱臭の性能が気になるところですが、先に紹介しておきたいのが本体の大きさです。DY-S01は女性がかがまないで手に取れる高さ、片手で運べる重さを意識して作られています。

 

これがなぜ重要かと言うと、DY-S01が搭載する「プラズマクラスターNEXT」は、同社の加湿空気清浄機のラインアップにも「KI-JP100」という搭載機種があるからです。そして、DY-S01はKI-JP100に比べて圧倒的に小さく軽く安価(幅427×奥行371×高さ738mm/ 約17kg・実売価格9万4840円)。空気清浄機能をさほど重視しておらず、部屋の脱臭・消臭に重点を置きたい人には強力な選択肢となるわけです。

↑細腕の女性が片手でラクラク持ち運ぶの図

 

↑DY-S01はニオイを取り除くことに特化し、本体サイズや重量を抑えている点が、空気清浄機と大きく異なります

 

「プラズマクラスターNEXT」と「光触媒脱臭フィルター」で除菌と脱臭を実現

さて、続いて気になる除菌脱臭機能を見てみましょう。DY-S01は「プラズマクラスターNEXT」と、「光触媒脱臭フィルター」の2つの機能で、除菌と脱臭を実現しています。

 

「プラズマクラスターNEXT」は、シャープの独自技術の代名詞的存在で、自然界に存在し、人体には無害なイオンを放出し、そのイオンが空気中のウイルスや菌の表面に付着して、表面のタンパク質から水分を奪って分解する技術。ソファやカーテンに染み込んだ付着臭も消臭できます。

 

プラズマクラスターで消臭できる付着臭は、8大生活臭と言われる、排泄物臭、ペット臭、タバコ臭、部屋干し衣類の生乾き臭、30~40代特有の体臭、汗臭、加齢臭、料理臭です。

↑家庭で発生する8大生活臭

 

「プラズマクラスターNEXT」は、ニオイを元から絶つことができる

プラズマクラスターイオンは、空気中のイオン濃度が高ければ高いほど効果を発揮し、イオン濃度は「プラズマクラスター7000」では7000個/㎥、「プラズマクラスター25000」では2万5000個/㎥、「プラズマクラスターNEXT」では5万個/㎥となっています。DY-S01が搭載するのは、一番強力な「プラズマクラスターNEXT」で、「プラズマクラスター7000」搭載製品の約1.5倍以上の消臭スピードを持っています。

 

消臭のほか、ニオイ原因菌や付着菌の除菌、付着カビ菌の増殖抑制にも効果があり、ニオイの発生を元から断つことができます。

↑プラズマクラスターNEXTは、8大生活臭や菌を短時間で取り除いたり、増殖を抑えたりできます

 

「光触媒脱臭フィルター」は円筒形で広いフィルター面積を確保

一方、「光触媒脱臭フィルター」は、紫外線だけでなく、可視光(青色)にも反応するシャープ独自開発のものを採用しています。円筒形なので本体サイズを抑えながら、広いフィルター面積が確保でき、室内の空気から生活臭を効率よく取り除きます。

↑光触媒脱臭フィルターは、室内空気の脱臭性能が高く、近年増加傾向にある室内飼育のペットや、介護に特有のニオイへの対策にも有効!

鼻が曲がるほどの刺激臭が「香り」のレベルに

発表会の会場では、4つの消臭実演コーナーが設けられていました。付着排泄物臭、付着加齢臭、付着料理臭、付着タバコ臭の4つです。それぞれニオイの発生源のみを置いたケースと、ニオイの発生源と一緒にDY-S01を入れて運転させているケース、合計8つの透明なケースが設置されています。各ケースには小窓が付いており、その小窓を開けてニオイを確かめる仕組みです。

↑付着料理臭の消臭実演ではくさやを配置していました

 

いずれも不快なニオイばかりで、ニオイの発生源のみのケースは小窓を開けた途端、鼻にツンときます。

 

特に付着料理臭の消臭実演コーナーでは、この写真を見ただけで鼻の奥にくさやのニオイがこみあげてくる……そんな本物のくさやを用意していました。ちなみに、くさやは伊豆諸島特産の魚の干物です。強烈ですよ。文字通り「鼻が曲がる」思いがします。

 

それがDY-S01と一緒に入っているケースでは、攻撃的な刺激臭が香りのレベルに引き下げられているからビックリです。開発を担当したシャープ IoT HE事業本部 空調・PCI事業部の花房浩章課長に「効果はよく分かりますが、店頭展示でくさやなどのニオイを使うデモは、店から許可が降りないですよね?」と聞いたところ、「店頭では香水などの良い香りのデモにするつもりです」と笑顔で教えてくれました。

 

なるほど! それなら店頭でお客が顔をしかめることもなさそうです。読者の皆さんも店頭で安心して試してください!

↑会場に展示してあったDY-S01のカットモデル。LED光源は外部から見えない場所に設置されていて、夜中でも明かりが気になることはありません

 

ランニングコストが安いのも魅力

花房課長によると、開発時にはちょっとした幸運もあったそうで、脱臭機の開発コンセプトを決めるに当たって、脱臭時間の短縮か、それとも効果の長持ちか、どちらに重点を置くか研究していたときに、社内の光触媒技術をたまたま再発見したのだとか。イチから開発せずに済んだので、当初予想した3分の2の開発期間で製品化できたと話してくれました。

 

DY-S01の運転モードは「強」「中」「おやすみ」の3モード。運転音はそれぞれ48dB、34dB、24dBとなっています。1時間あたりの電気代は、強モードでも約0.3円で1か月間ずっと運転させっぱなしでも220円程度なので、気軽に点けっぱなしにできますね。

 

「光触媒脱臭フィルター」は10年後でも脱臭性能が約94%も持続するので、特にお手入れは不要です。交換も想定していません。本体下部に設けられた空気の吸い込み口にあるプレフィルターを時々掃除するだけでOKです。

 

プラズマクラスターイオン発生ユニットは交換可能で、交換目安は2年に一度。希望小売価格は税別3500円です。

↑お手入れは本体カバーを上にあげて、下部のフィルターにホコリが溜まっていたら取り除くだけ

 

プラズマクラスターの記念キャンペーンも実施中

ちなみにシャープでは、5月25日から8月10日まで、プラズマクラスター搭載商品の累計売上8000万台突破を記念したキャンペーンを実施中です。クイズに答えて応募することで、日産リーフやホンダのフリード、トヨタのシエンタなどが抽選で当たるほか、豪華北陸旅行や首都圏有名ホテル宿泊券、プラズマクラスター商品各種なども景品になっています。みなさんもこれを機会に、プラズマクラスター除菌脱臭機に注目してみては?

↑豪華賞品の当たるキャンペーンも実施中です

 

シャープ

プラズマクラスター除菌脱臭機 DY-S01

実売価格3万9992円