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2019/6/7 19:00

アイロボットが「使えばわかる」と定額サービスを開始! 月額1200円~で「ルンバがある生活」が手に入るプランをチェック

ロボット掃除機が欲しいけど、わが家の環境に合うかどうか分からない。高い買い物なので、買ってから“やっぱりウチには必要なかった”とはなりたくない……。共働き家庭やペットを飼っている家庭の強い味方としてロボット掃除機「ルンバ」が登場して15年以上が経ちますが、まだまだロボット掃除機の普及率は決して高くはありません。そこでアイロボットでは、ルンバを気軽に使ってもらおうと、6月8日から新たにサブスクリプションサービス(定額サービス)をスタートします。

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ルンバの普及率10%を超えるべく、新たなサブスクサービスを開始

アイロボットジャパンの代表執行役員社長・挽野 元氏によると、日本におけるルンバの普及率は5.1%。「昨年発売したルンバe5と今年発売したルンバi7により普及率は上昇したが、当社目標の、2023年までに10%という数値にはまだまだ及ばない。10%という数値さえも当社にとっては通過点で、最終目標は一家に一台です」。

↑「一家に一台のルンバが目標」と語る挽野 元社長

 

↑e5とi7の発売で普及率が上昇しました

 

この「世帯普及率10%」の壁になっているのが、主に「従来型の掃除機を好む」「値段が高い」「キレイに掃除できないと思う」の3つ。この3つの障壁を超えるために、世界で初めて導入するのがサブスクリプションサービス「Robot Smart Plan(ロボットスマートプラン)」、通称“ロボスマ”なのです。

↑価格が高い、きちんと掃除できるか不安なことがロボット掃除機の購入を躊躇させています

 

契約から1年は解約・返品できないが、36か月後に所有権はユーザーに移転

具体的に見ると、月額制で契約期間は36か月(3年間)、契約期間中は初期不良の範囲内ならば無償修理(ユーザー過失や消耗品はユーザー負担)。家庭環境に合わないと判断すれば返品が可能ですが、利用開始から1年間は解約・返品は不可となっています。

 

なぜ返品は1年後からなのかという疑問に同社は、「ルンバを使うためには、ルンバが走り回れるようにケーブルや家具など床を常時片付ける必要がある。その環境が合うか合わないかを1年かけて判断してほしい」としています。また、36か月後にはルンバの所有権はユーザーに移転するので、ユーザーは追加費用を支払うことなくそのまま使い続けることができます。

↑ロボスマ3つの特徴。1年後に返品可能になるのがポイントです

 

対象機種はフラッグシップモデルを含む3機種

ロボスマの対象製品は、自動ごみ収集機付属のフラグシップモデル「ルンバi7+」(月額3800円以下すべて税別)、ハイスペックモデルの「ルンバ980」(月額2800円)、ベーシックモデルの「ルンバ641」(月額1200円)の3機種。対象機種は、今回の反応を見て拡大を検討するとしています。

 

アイロボットでは既にルンバ/ブラーバの15日間お試しレンタルサービスを実施していますが、今回スタートするロボスマはさらに長期に、低価格でお試しすることができるし、気に入ったらそのまま使い続けることができるので、ロボット掃除機が気になっている人にはうってつけのサービスだと言えるでしょう。

↑対象3モデルと月額費用。まずはベーシックモデルの641を1年間使ってみて、自宅に合うか合わないかを判断してもよいかもしれません

 

価格はそのままに付属品を充実させた床拭きロボットの新製品も登場

同社はこの日、床拭きロボット「ブラーバ」の新製品「ブラーバ ジェット250」「ブラーバ390j」も同時発表しました。新製品は、機能・性能・価格はそのままに、ユーザーの要望に応じて付属品を充実させたものです。価格はブラーバ ジェット250が2万9880円、ブラーバ390jは3万9880円で前モデルから据え置きです(ともにアイロボットストア価格、税別)。

↑ブラーバ ジェット250とブラーバ390jのスペックと公式ストア価格。ブラーバ ジェット250はアプリに対応。一方、ブラーバ390jはドライモードで56畳もの広い面積に対応します

 

小型モデルの「ブラーバ ジェット250」は、オプション品で最も人気が高い「ウエットパッド」1枚(1300円相当)が標準で付属します。もともと、ブラーバ ジェットで使う「使い捨てウエットパッド」と「使い捨てダンプパッド」には少量の洗剤が含まれており、本体タンクから吹き出される水とともに床をきれいに拭き上げることができていました。しかし、経済性やエコの観点から、使い捨てではなく、洗って繰り返し使えるウエットパッドが別売り品のなかでも人気が集中。そのため、こちらを今回標準添付することとしたものです。

 

一方、広い部屋に対応するスタンダードモデルの「ブラーバ390j」は、従来から標準で付属しているクロスセット(ウエットクロスとドライクロスを1枚ずつ)を1セット(1200円相当)追加して合計2セット4枚に増量しました。

↑新ブラーバに付属する、洗って繰り返し使えるパッドとクロス

 

水で希釈して使うブラーバ専用の床用洗剤も開発

これに伴い、専用洗剤も開発しました。これまで、本体タンクには水だけしか入れられませんでしたが、洗って繰り返し使えるウエットパッドのニーズが高く、単なる水拭きではなく洗剤でしっかり汚れを落としたいというニーズも踏まえて開発したものです。新モデルには1回使い切りパックをそれぞれ2包ずつ付属しますが、夏にはオプション販売用にボトルを発売する予定です。価格はアイロボットストア価格で880円(税別)。

↑新たに開発した専用洗剤は、使い切りパックが2包ずつ付属。ボトルタイプは夏ごろに発売予定

 

↑専用洗剤はブラーバ本体の水タンクに直接投入し、その後、水を満タンになるまで注いで希釈します

 

専用洗剤はブラーバのタンクに直接投入した後、水を加えて希釈して使います。希釈されるのでブラーバで床掃除した後にもペタペタした感触はなく、サラッとしているため、2度拭きする必要はありません。また、洗剤自体は洗濯石鹸のような爽やかな香りがしますが、希釈されるので床拭き後はほのかに香る程度。拭き掃除後の爽やか感がさらに増します。なお、ボトル1本あたり20回の床掃除に使えます。

 

【動画】

噴射したときには若干泡立っていますが、拭き掃除の工程でクロスで伸ばされ拭かれるので、掃除後にヌルヌル感は全くありません。

これからの季節、裸足で家中を歩き回ることが多いので、汗や皮脂汚れで床がどんどん黒ずんでいきます。定着する前に拭き掃除をする必要があるのですが、これがなかなか面倒ですよね。ぜひ、新しいブラーバでこまめに拭き掃除したいところ…なのですが、それこそわが家の環境に合うかどうか分からないので、早くブラーバのサブスクリプションサービスが始まらないかな……などと感じた発表会でした。

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