ひとり暮らしで毎日自炊をするのって大変ですよね。とはいえ、毎日外食だと支出も健康も気になります。かくいう筆者も週の半分ほど自炊できれば御の字な生活です。
価格が手ごろな「ほったらかし家電」の実力はいかほど?
そこで欲しくなるのが、いま流行りの「ほったらかし家電」。鍋に材料を入れておくだけで、放っておけば料理が完成しているなんて夢のよう。とはいえ、ひとり暮らしで使うには悩ましいサイズ感や価格なので、筆者自身もなかなか購入に踏ん切れずにいます。
そんななか、ふと目に止まったのがラドンナの「Toffy マイコン炊飯器 K-RC2」(実売価格7340円)です。1.5合炊きのコンパクトなマイコン炊飯器で、炊飯だけでなく調理にも使えるのだとか。その実力はいかほどなのでしょうか?
1.5合のごはんを浸水を含めて約30分で炊き上げる
この「Toffy マイコン炊飯器 K-RC2」は、至ってシンプルな炊飯器です。1.5合炊きなのでサイズは約幅155×高さ195×奥行き175mmとコンパクト。0.5合〜1.5合の炊飯に対応しています。
最近は圧力IH炊飯器が主流になりつつあるので、マイコン式の炊飯器を使うのはひさしぶり。マイコン式は炊飯器の底にあるヒーターの熱で炊飯をする方式で、火力が弱いぶん手ごろな価格で買えるのが特徴です。
実際にごはんを炊いてみたところ、浸水から炊飯まで30分ほどで完了しました。ごはんの味は、甘みがやや少ないあっさりした味。甘みを引き出してふっくら炊く圧力IH炊飯器には劣るものの、7340円で買えることを考えれば上出来です。
おつまみにぴったりな「キムチ肉じゃが」が手軽に完成!
Toffy マイコン炊飯器は、炊飯だけでなく、おかず作りにも使えるのが強みです。今回は公式レシピとして紹介されていた「キムチ肉じゃが」を作ってみました。作り方は簡単で、材料を釜にセットして「炊飯」モードで必要に応じた時間加熱するだけ。
完成した肉じゃがは、いつもの甘辛い味付けのものとは異なり、キムチの辛さがピリッと効いたおつまみにぴったりな味。じゃがいもや人参などある程度煮込みが必要な根菜もほくほくに仕上がっており、少ない手間でこれだけのおかずができるのはうれしい限り。鍋を見守る必要もないので、これから暑くなる季節には、なおさらありがたく感じます。
「発酵」モードで日持ちしやすい果実酢を作ってみた
炊飯モードを使った調理だけでなく、「発酵」モードを使えばこれ一台で発酵食品も作れます。発酵食品といえば、ヨーグルトや甘酒、塩麹などが代表的な例ですが、完成する量が多いのでひとり暮らしだと自作するのはなかなかハードルが高いもの。そこで試してみたのが「果実酢」作りです。
なぜ果実酢がひとり暮らしにぴったりかというと、日持ちしやすいから。漬け込んだ果実は1〜2週間は食べられますし、果実酢自体も冷蔵庫で1か月ほど持つそうです(ただし、仕込む際の調理道具や保存容器の熱湯消毒は欠かせません)。
果実酢の作り方は簡単で、酢に果実を漬け込んで発酵モードを使うだけ。本機を使うと、約12時間で完成します。筆者は酸味の強いものがあまり得意ではないのですが、完成した果実酢は、果実の風味があるおかげか、抵抗なく飲むことができました。今回はオレンジとりんごを漬け込んでみましたが、ぶどうとブルーベリーなどオリジナルの果実酢を考えるのも楽しそうです。
本体に同梱されるレシピ集を見ていると、蒸し料理やケーキなど、炊飯器とは思えないような使い方がろいろ紹介されています。すでに普通の炊飯器を持っているなら、その炊飯器を炊飯専用、Toffy マイコン炊飯器を調理専用にするといった使い方もアリ。価格も手ごろですし、引越し祝いなどのプレゼントにも良さそうですね。
Toffy
マイコン炊飯器 K-RC2
実売価格7340円
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