中国屈指の総合家電メーカーであるハイセンスは、今年で設立50周年を迎える。いくつかの取材を通して、日本市場でも存在感を高めつつある同社の「抱負」と、最新の「プロダクト」に迫った。
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トップに聞く! ハイセンスジャパンの「いま」と「これから」
日本市場において着々とそのプレゼンスを高めているハイセンスのビジョンと成長戦略とは――。ハイセンスジャパンのトップに話を聞いた。
ハイセンスジャパン
代表取締役
李 文麗さん
日本市場でナンバーワンの家電メーカーを目指します!
消費者のニーズに応じた製品を作り、提供する。それが、ハイセンスのグローバルにおけるミッションであり、戦略です。ハイセンスには50年の歴史がありますが、常に「学習」する企業であること。そして、常に新しい技術を取り入れた製品を市場に送り込み、イノベーションを起こし続けること。このポリシーは、日本市場でも変わりません。
ハイセンスの特徴のひとつが、多彩なジャンルの製品を展開していることです。なかでもテレビ事業は、日本市場で昨年大きな飛躍を遂げ、約9%のシェアを獲得できました。東芝映像ソリューションの映像技術を得て、同社とハイセンスそれぞれの優れた点を融合させて、良い製品を作ることができたことが要因です。具体的に言うと、東芝は画質、ハイセンスはスマート関連。必要な機能を充実させつつ、使わない機能は省略してコスパを高めたことで、日本の消費者にも受け入れてもらえました。中国では、テレビでゲームやショッピングを楽しめるインターネットプラットフォームも提供しています。今後は日本市場でも、これを搭載した高付加価値のモデルを展開していきたいと考えています。
一方、白物家電はテレビに比べるとまだ日本市場でのシェアが高くありません。日本メーカーはかなり手強いものの、白物家電はハイセンスの主要事業でもあるので、今後はラインナップを拡充していきます。現状はミドルまでのラインナップですが、今後はハイエンドも展開する予定です。当社の強みであるスマートソリューションサービスを提供するうえで、あらゆる家電を展開していることが大きなポイントとなるためです。
ハイセンスを日本市場でトップクラスの家電メーカーに成長させたいという思いがあります。今後も引き続き、日本のお客さまのご支持を受けられるよう、日本で頑張っていく所存です。
ハイセンス工場&本社行ってみたら、スゴかった。in青島
中国・青島にあるハイセンスの工場と研究開発施設、本社ビルを本誌副編集長・川内が直撃取材。イノベーティブな製品を生み出し続ける同社の、熱いモノ作りスピリットを間近で目撃した!
ハイセンス インフォメーションインダストリアル パーク
今回は、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンそれぞれの生産ラインを取材。すべてに共通していたのは、「オートメーション化により生産効率を高めつつ、重要な工程には人が入ることでクオリティを担保する」という点だった。
【ココがスゴかった】
機械化が進むなかスタッフのモチベーションもアップ!
「『全自動化』が進む一方で、生産ラインに携わるスタッフの重要性も増しています。成績優秀者は工場内の掲示板などで表彰され、モチベーションを高める配慮がなされていました」(川内)
ハイセンス R&Dセンター
【ココがスゴかった】
あらゆる角度からの試験は「やりすぎ」と思えるほど
「テレビの輝度や階調性、視野角をあらゆる方向からテストする独自システムが印象的。広くて高精度な最先端の無響室や、電磁波の試験室など『やりすぎ』と思える設備だらけでした」(川内)
ハイセンスタワー
発展著しい青島の高層ビル群のなかにある本社ビル。オフィスフロアに加えて、最新のハイセンス製品や取り組みを紹介するショールームが併設されており、ガイドによる説明が受けられる。
【ココがスゴかった】
医療や交通インフラを手がけ生活に欠かせない企業に!
「家電メーカーの枠をはるかに超えて、交通インフラや医療機器を手がけていることに驚き! 中国人の生活において、もはやなくてはならない企業であることを実感しました!」(川内)
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いま買うならコレ! ハイセンスの注目プロダクト
ハイセンスが日本市場で展開中の4カテゴリにフォーカス。“いま買える”製品と、日本未上陸の最先端モデルを紹介する。
注目プロダクト① 4Kテレビ
昨年後半、4Kチューナーを搭載した高画質モデルを日本市場へ投入してブレイク。現在は日本のテレビ市場で約9%のシェア(台数)を誇る、同社の中心事業だ。
いま買うならコレ!
55E8000
市場想定価格20万円前後(税別)
4Kチューナーを内蔵する有機ELテレビ。レグザとの共同開発により生まれた映像エンジンを搭載し、素材の質感まで高精細に描き出す。
最先端はコレ!
レーザーテレビ
日本未発売
DLPデバイスで変調したレーザー光を、超短焦点レンズでスクリーンに投影。中国では100インチ以上の大型モデルも人気だ。
注目プロダクト② 冷蔵庫
日本では282L以下のエントリー~ミドルクラスを展開。中国では、音声操作で買い物もできるハイエンドIoTモデルが注目。
いま買うならコレ!
HR-D2801W
市場想定価格6万円前後(税別)
強化ガラスドア採用の282L冷凍冷蔵庫。中段の野菜室にも2Lペットボトルを2本収容できる。庫内は明るく掃除も簡単。
最先端はコレ!
音声操作対応モデル
日本未発売
AIサービスに対応し、大型ディスプレイに様々な情報を表示。音声で食材の購入や宅配の注文なども行える。
注目プロダクト③ 洗濯機
日本市場では8㎏以下のタテ型モデルのみを展開。中国では大型のドラム式が主流で、洗剤の自動投入機能は標準的だ。
いま買うならコレ!
HW-DG80A
市場想定価格6万円前後(税別)
8㎏対応のタテ型モデル。独自の新形状による水流コントロールで洗浄力を高め、衣類が絡みにくい。幅約53㎝のスリム設計。
最先端はコレ!
3槽式モデル
日本未発売
ドラム式最上位モデルの「マスター」は、3槽での分け洗いに対応。大型槽が1つ、上部に小型槽を2つ備える。
注目プロダクト④ エアコン
高効率で省エネのインバーターエアコンを、中国で初めて開発したのがハイセンスだ。現在、日本市場では12畳モデルまで展開。
いま買うならコレ!
HA-S28A-W
市場想定価格7万円前後(税別)
室内熱交換器の周囲の水分を付着させ、凍らせてから溶かす「冷凍洗浄」に対応。高効率で運転する。冷房は12畳、暖房は10畳まで賄える。
最先端はコレ!
タワー型モデル
日本未発売
日本よりリビングが広い中国では、タテ型のハイパワーモデルが一般的。デザイン性の高いタワー型が最先端だ。
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