ダイソンは日本の住環境に合わせて開発したコードレススティッククリーナーの「Dyson V8 Slim コードレスクリーナー」(以下、V8 Slim)の発売に伴い、東京・原宿でメディア向けに体験会を開催しました。
V8 Slimのラインナップは2種類で、ノズル類が5つ付属するDyson V8 Slim Fluffy+(以下、Fluffy+)がオンラインストアの直販価格で6万3720円、ノズルが2つ付属するDyson V8 Slim Fluffyが5万2920円です。今年春にも日本専用モデルとして「V7 Slim」を発売しましたが、そこからV8 Slimはどのように進化したのか? 実際に触って確かめてきました。
ダイソン
Dyson V8 Slim Fluffy+ SV10KSLMCOM
実売価格6万3720円
ダイソン
Dyson V8 Slim Fluffy SV10KSLM
実売価格5万2920円
日本向けに再設計したスリムなヘッドを搭載
まず、心臓部であるモーターは「ダイソン デジタルモーター V8」で、毎分最大10万7000回転とV7 Slimと同等。運転時間は最長40分とV7 Slimより10分ほど長くなっています。最大の違いはクリーナーヘッド。V7 Slimがモーターヘッドを搭載したのに対し、V8 Slimはフラッグシップモデルにも搭載しているソフトローラークリーナーヘッドを日本向けに再設計。スリム化&軽量化を果たした「スリムソフトローラークリーナーヘッド」を新たに搭載しました。同時にパイプ部分も短く軽くしたことで、本体質量は1.58kgとV7 Slimより140g重いものの、スティック時の質量は2.15kgとV7 Slimより50g軽くなりました。
素材の変更や部品を省く工夫でヘッドを軽量化
ヘッドを小型軽量化できたのには2つの理由があります。1つは、回転ブラシ軸の素材変更。従来はプラスチックを使用していましたが、新製品では航空機にも使われている軽量アルミニウムを採用。これにより、軽量化とともに剛性が上がったことで直径を29%小さくできました。さらにブラシに使用しているカーボンファイバーとフェルト部分のつなぎ目を縫合したことで、従来使用していた複数のプラスチック部品と接着剤が不要になり、さらなる軽量化が可能となったのです。
細かい箇所での取り回しが極めてスムーズ
これらによって、スリムソフトローラークリーナーヘッドは、従来のヘッドに比べて40%も小型化&軽量化することができたのです。実際、発表会の会場にはさまざまなシチュエーションのお試しエリアが設けられており、そこで試してみると、数値以上に軽く感じます。特にヘッドを左右にツイストする動きがスムーズになっていたのですが、これはヘッドの奥行きが減ったことによる恩恵とのこと。また、パイプが短くなったことで取り回しがよくなり、手首にかかる負担が軽くなった印象です。テーブルの下のいすの足周りなど、細かい箇所での取り回しも極めてスムーズでした。