「ワンボウル中華」は手軽ながら満足のいく仕上がりに
ワンボウルパスタが思いのほか魅力的だったので熱く語ってしまいましたが、新搭載の「ワンボウル中華」と「ワンボウルフレンチ」もかなり「仕上がった機能」です。中華といえば麻婆豆腐やホイコーロー、チンジャオロースー、酢豚など、とろみが重要なポイントになりますが、水溶き片栗粉でしっかりととろみを付けるのはなかなか難しいと思いませんか? 筆者も日常的に料理をするようになって20年以上経ちますが、未だに少しダマにしてしまって水で溶いたり、逆にとろみが足りずシャバシャバになってしまったりと、バシッと決まることがあまりありません。
その点、ワンボウル中華・フレンチは0.1秒ごとの高精度で温度を検知して制御する「とろみセンシング」を新たに搭載したことで、料理に慣れない人だとどうしてもダマにしてしまいがちな「とろみ料理」を手軽に作れるというものです。
まずはエビのチリソースを作ってみました。エビチリは片栗粉をまぶしたエビをサッと下ゆでしてから調味料と混ぜたりすることで、比較的手軽にとろみを付けられる料理の一つではあります。しかしワンボウル中華の場合、最初に片栗粉をまぶしたあとは調味料と刻みネギなどを入れるだけで済むので、さらに手軽に作れます。
できあがったときに若干ダマのような部分もありましたが、最後にオタマやスプーンなどでかき混ぜればとろっと仕上がりました。
そのほか、ホイコーローを作ってみましたが、こちらもうまく仕上がりました。しっかりと分量を守ったにもかかわらず、若干とろみが足りないような感じもしましたが、そのあたりは野菜の水分量などによって違ってくるので、許容範囲かと思います。
「ワンボウルフレンチ」はいい意味で“よそ行き感”が出て、新鮮に感じた
エビチリやホイコーロー、麻婆豆腐、チンジャオロースーなどは筆者もよく作るメニューなので、目新しいものではないのですが、一方でワンボウルフレンチは極めて新鮮に感じました。
試しに豚肉のマスタードソースとたらのプロヴァンス風を作ってみました。どちらも味付けは決して複雑ではなく、ほとんど家にあるような食材で作れるシンプルな料理です。とはいえ、いわゆる洋食や中華、イタリアンなどに比べて少し“よそ行き感”が出て、豪華な感じがします。こういう料理をワンボウルで手軽に作れるとなると、もう1品追加しようかという気になりますね。こうした「ワンボウル調理」の充実と完成度の高さは、NE-BS2600の大きなメリットだと感じました。
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