充電式で設置の自由度が高い小型脱臭機「LOOP STREAMER」
「LOOP STREAMER」(ループストリーマー)はダイキンの空気清浄技術「ストリーマ放電」を応用した小型脱臭機で、洋服や靴の付着臭を元から脱臭することができます。本体は充電式となっており、1回の充電で7〜9日ほど連続稼働します。
本体には小型ファンが搭載されており、クローゼットや下駄箱といった狭い空間に置いておくだけで脱臭が行えます。吊り下げて使えるほか、床などに置いて使うことも可能。なお、本体の両側面に通気口がありますが、どちらか一方を下にして置いても動作するとのことです。
こちらは、DAIKIN LAUNCH X内のコンテンツ「READY PRUDUCTS」で公開中。ユーザーからの意見を取り込みながら開発を進め、2020年の発売を目指しています。
「Carrime」(キャリミー)は、手軽に持ち運べるヒートポンプ式のポータブルエアコンです。これまでエアコンの設置が難しかった洗面所やキッチン、ガレージなどで手軽に利用できます。
これまでダイキンがエアコンで培ったヒートポンプ技術を応用し、周囲温度からマイナス7℃の吹き出し温度を実現。また、業務用エアコンにも搭載されている「ハニカム整流板」という蜂の巣構造の吹き出し口を採用。これにより50cm離れた場所でも冷却効果が得られるようになっています。
こちらは「READY PRUDUCTS」で公開されるほか、クラウドファンディングサイト「Makuake」にて資金調達中。300台以上の支援を生産条件とし、12月10日まで支援を受け付けています。4万2900円のコースはすでに終了。現在は5万2800円~のコースから支援可能です。
Makuake取締役「まず作り手が製品の熱狂的なファンになることが重要」
発表会の最後は、クラウドファンディングサービスMakuakeの取締役である木内文昭氏が登壇。今回、ダイキンが開始した「DAIKIN LAUNCH X」、そしてMakuakeでのクラウドファンディングについて語りました。
木内氏は、「ダイキンという大企業が、このような前例のないイノベーションに取り組むことは簡単なものではない」としたうえで、「それを実現することが他の業界へ波及し、さらなるイノベーションが生まれるのではないかと期待している」と述べました。さらに、木内氏はMakuakeで成功しているプロジェクトの共通項についても言及。
「100人に一人、熱狂的に欲しいと思う人がいるかどうか。それがすごく大事なことだと思っています。まず、作り手側がファーストユーザーとなり、熱狂的なファンになることが非常に重要なポイントではないかと思います」(木内氏)
空調設備というセグメントのなかで、新しいチャレンジをするダイキン。これからDAIKIN LAUNCH Xではどんな製品が公開されていくのでしょうか。ユーザーと共に創り上げながら、ユーザーの想像を遙かに超えた革新的な製品が登場することに期待したいですね。
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