「スペシャルティ」はフルーティでやめられなくなる魔性の味
ついに目玉機能「スペシャルティ」を試すときがやってきました。用意したのは、国内サードウェーブコーヒーの先駆けといえる「オニバスコーヒー」のシングルオリジン、エチオピア。フルーティでフローラルな甘い香りと優しい酸味、ハーバルな清々しい風味が特徴です。
ちなみにスペシャルティコーヒーというのは、飲み方の種類ではありません。豆の生産から流通、焙煎、抽出に至るまでのすべての流れで、徹底した品質管理が行われたコーヒーのことを指します。第三者機関による厳しい品質基準をクリアした、ハイレベルなコーヒーなんです。
マシンの使用方法は、カフェ・ジャポーネとほぼ同じ。メニューや濃度などを設定してスタートボタンを押すだけです。今回は、濃さを「マイルド」に設定。豆自体も明るい色味でしたが、抽出されるコーヒーも赤みを帯びた液色。まるで紅茶のようです。
ひと口飲んだだけで、違いは明らか。香りは上品でありながらもボリューミーで、果実のようなフルーティ感がたまりません。味は酸味の効いていてコクも十分。重さがないので飲みやすく、それでいて飽きがこない。その魅力にどんどん引き込まれ、飲むそばからもっと飲みたい!……と思うような、やめられなくなる味わいでした。
味わい、バリーエーションの豊富さ、手軽さ、どれをとってもハイレベル
このおいしさは、マシンの力による部分も大きいでしょう。本機の「スペシャルティ」メニューは、豆の産地の特徴を最大限に表現するため、フルーティな中~浅煎りのコーヒー豆に特化した抽出方法。繊細な味わいを表現するにはピッタリなメニューです。「自分のヘタなドリップテクでは、豆のポテンシャルを引き出せないかも…」「せっかく高品質な豆を買っても、淹れ方で損しているのでは…」なんて思う方もいるでしょうが、このマシンさえあれば安心ですね。
ちなみに、片付けが全自動で簡単なのも本機の素晴らしいところ。ひととおりメニューを試したあとは、豆のカスをまとめてポイッと捨てるだけでOKです。この「至れり尽くせり感」は高級機ならではですね。
本機を使った結論として、味わいとバリーエーションの豊富さ、手軽さ、どれをとってもハイレベル。決して安くはないですが、お値段以上の価値を感じました。特にスペシャルティ&サードウェーブコーヒー好きの人、または苦みのあるエスプレッソも酸味の効いたコーヒーも好きな人、もしくは家族の嗜好がそれぞれバラバラという一家がいたら、これは絶対にオススメです。
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