これまでに数々のコーヒーマシンをリリースしてきたデロンギ。同社の全自動コーヒーマシンに共通しているのは、簡単操作で挽きたての香り豊かなコーヒーが楽しめること。そして、10万円オーバーの高級機をリリースしていることにも注目です。こうした高級機は、ほかのコーヒーメーカーといったいどう違うのか、そんなに味や機能が違うものなのか……みなさんは知りたいとは思いませんか?
10万円を超える高級コーヒーメーカーの使用感をレポート!
というわけで今回は、10月に発売されたハイスペックな新作「デロンギ ディナミカ コンパクト全自動コーヒーマシン ECAM35035W」(実売価格13万7280円・以下、ディナミカ)を実際に使って、その使用感をレポートします!
アイボリーのカラーとスタイリッシュなフォルムは、さすがデロンギ。キッチンやリビングに置いておくだけで、その場が華やかになりそうです。一方、機能面でのディナミカの大きなポイントとなるのは、スペシャルティコーヒーの豆を抜群においしく飲む「スペシャルティ」という新メニューを搭載していること。ほかにも、抽出方法によって様々なコーヒーメニューを1台で楽しめます。
ワンタッチで淹れられるようにするには、まず初期設定が必要です。直感的に操作できるタッチパネルを操作していきます。
豆の種類やメニューを設定する前に、もうひとつ。水の硬度を選択します。ふだん飲んでいる水の硬度を調べられるキットが付いています。
これで設定完了。バリスタ並みの本格コーヒーを楽しむための準備が整いました。あとはお好みのメニューや濃度を入力して、実際にコーヒーを淹れていきます。
「カフェ・ジャポーネ」はクドさが皆無で心地よい味わい
今回は2種類の豆を用意して、抽出体験をしてみます。
エスプレッソ、スペシャルティ、カフェ・ジャポーネ、さらにエスプレッソLARGEやロングコーヒーなど、多彩なメニューがあるなかから、まずは「日本人好みの深蒸しレギュラーコーヒー」だという「カフェ・ジャポーネ」というメニューを試してみました。
豆は、この次にエスプレッソも試したいので深煎りタイプを用意。おなじみのドトールコーヒーショップから発売されている「イタリアンエスプレッソコーヒー」です。違いをわかりやすくするため、こちらはあえてスペシャルティコーヒー的な超高品質ではありませんが、その味はさすがドトールといえる安定感です。
さっそく豆をマシンの豆ホッパーに入れていきます。適量の豆で抽出するために、気持ち多めかな? くらいがベター。あとはカフェ・ジャポーネのモードにして抽出量や濃さを設定すれば、抽出スタートです。
ボタンを押すとすぐにカップにコーヒーが注がれていきます。マシンの音はしますが、それほどうるさくはありません。
ほどなくして抽出完了。これくらいの早さなら、朝の忙しいときでも気になりません。挽きたてだけあって豊かな香りが漂います。淹れたての一杯をさっそく飲んでみると、こっくりした味わいが印象的。深煎りの豆なのでビターな印象はありますが、クドさは皆無で心地よいおいしさでした。