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掃除機
2020/2/10 21:30

【掃除機レビュー】日本メーカーに激似の中華コードレス。音が「ピャー」でもむしろアリ

やや重く、ヘッドの動きがぎこちないが、吸引力は想像以上

しかし大事なのはゴミ吸引力。さっそく家じゅうの掃除をしてみました。まずはフローリングを掃除してみましたが、見たところ吸い残しは少なく、掃除したところはさっぱりきれいになっています。

 

実際にどれくらい吸引力が強いのか、重曹と麦茶をゴミに見立てて吸ってみたところ……キレイさっぱり吸い取ってくれました! 想像以上の吸引力です。またモーターヘッドのため、ブラシが回転する力で前に進み、軽い力で掃除できます。

↑重曹と麦茶を使った吸引力のテスト

 

ただし、モーターヘッドとはいえ、使っているとやや重く感じる……。近年、コードレス掃除機の軽量化が進んでいますが、体感としては軽量化が進む前の「吸引力を優先したら重くなっちゃった」という時代の製品に近いものがあります。またヘッドの左右の動きが多少ぎこちなく、思った方向に動かしづらいストレスも。

↑床とほぼ水平まで倒せるので、ベッドやソファの下など低いところも掃除できるのはいいところ

 

ゴミ捨てがカンタンでダストボックスは水洗いできるのが便利

かなりゴミが溜まったのでゴミを捨ててみましたが、ダストボックスの底面カバーをパカッと開けばゴミが落ちるので、ゴミ捨てもカンタン! 内部に絡まったホコリや髪の毛が取れないこともあるので、そのときは内部を外して捨てるしかありませんが、粉じんが気になるときは水洗いもOKなので、お手入れのしやすさにも配慮されていると感じました。

↑ダストボックスの下方にあるレバーを引くとフタが開いてゴミが落とせます

 

↑日本人はきれい好きな人が多いため、ダストボックスが水洗いできるのも大きなポイント

 

運転音と少しずつ惜しい作りに納得できれば「お買い得」な商品

吸引力やお手入れはいいと思った一方、残念に思った部分もいくつもあります。まず、ヘッドを左右に柔軟に動かす接続部分が半透明の蛇腹ホースで見た目が悪く、耐久性が不安なこと。一部に塗装ムラがあったり、バッテリー部分に欠けがあったりしたこと。またダストボックス内のパーツがカンタンに取れてしまい、そのパーツもペロペロのアルミシートだったこと(その後、なんとかシートを丸めてうまく収めました。本当にこれでいいのか……?)などなど。いまのところ不具合はありませんが、やはり多少の不安があるのは否めません。なお、Amazonの口コミによると不良品は修理ではなく交換で対応することが多いようですね。

 

結論として、見た目、性能、吸引力と、かなりクオリティは高いと感じました。気になるのは、甲高いモーター音と、少しずつ惜しい作り、製品によっては外れもありそう……という点。そこさえ納得済みであれば、「かなりお買い得」と言ってもいいかもしれません。

↑アタッチメントを付け替えてソファや車のシート掃除にも

 

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