ホームパーティでよく見る光景といえば、ホットプレートを使っての焼肉。とはいえ、あくまでも焼肉はホットプレートの数ある用途のひとつに過ぎないはず。……なのですが、本稿で紹介するのは、思いっきり肉に振り切った一台。アピックスインターナショナルが発売する、その名も「減煙グリルプレート(肉祭り) AGP-230」(実売価格5170円・以下、肉祭り)です。
今回は、食肉の三“獣”士である牛・豚・鶏で、実際に“肉祭り”を実施。本当に、ガチな肉のカーニバルになるのかを試してみました!
余分な脂分が落ち、煙が少ない設計が特徴
漆黒の本体の側面には、力強いフォントで「肉祭り」の文字が。コンセプトを体現した、いかにもなビジュアル。1~2人用ということで、サイズは思いのほかコンパクトです。
大きな特徴は、焼肉屋のグリルホール(穴)を再現したというプレート形状と高火力。開いた穴から余分な脂分を落としつつ、火力の伝導効率を最大限に高める設計です。プレートはフッ素加工が施されているので手入れも簡単です。
また、減煙設計となっているのもポイントです。プレートから落ちた脂分は下部にある油受けトレイでキャッチ。落ちた脂分が熱源に触れにくくなっているので、家の中で使っても煙がモクモクと上がりにくくなっているとのこと。脂分がプレートに残りにくいので、ヘルシーに焼けるのもいいですね。
肉厚の牛ステーキを焼いたらシズル感がハンパなし
それではいよいよ、牛・豚・鶏がそろい踏みの“肉祭り”を開催します! 今回は牛ステーキ肉、鶏もも一枚肉、焼肉用の豚バラ肉を用意しました。
まずは肉厚な牛ステーキから。あえてカットせず、豪快にプレートにのせて焼いていきます。焼き始めて思うのは、やはり「煙が少ない」ということ。焼き面が網になっているプレートはどうしても煙が気になりがちですが、「肉祭り」は煙が少ないので家の中でも問題なく使えるレベル。脂もしっかり落ちているようです。
高火力のおかげで、分厚い肉でも焼き上がりまでそれほど時間はかかりません。そして、プレートの形をうまく活かした焼き目のシズル感は、まさに専門店クオリティです。
ちょうどいい頃合いを見計らって火をストップ。実際に食してみると、表面はカリッと、中はしっとりと焼けていて、噛むたびにうまみが広がります。やはり肉に特化したプレートだけあって、最高の焼き加減に仕上がりました!
チキンステーキも皮はパリっとジューシーに!
続いては鶏肉にチャレンジ。こちらも牛肉と同じく、モモ肉をまるごと一枚焼いてみます。
ほどなくして鶏肉も焼きあがりました。ナイフを入れると肉汁がしたたり、あふれてきます。高火力のおかげで、皮はパリっとしながらとにかくジューシーな仕上がりに!
豚肉は余分な脂が落ちるので、意外にあっさり食べられる
ラストは豚バラ肉の薄切りを。ほかの2種が厚めだったので、今回はササッと焼くスタイルでいってみます。
葉野菜とキムチを合わせて、サムギョプサルのようにして食べてみます。余分な脂を落としているので、見た目以上にあっさりおいしく食べられました。
こうして牛・豚・鶏のオールスター謝肉祭が大満足のうちに終了。ちなみに、プレートと油受けトレイが水洗いできるので、洗い物はかなりラクでした。
プレートの形状から粉ものなどは焼けませんが、そのぶん肉に特化しているだけあって、肉の仕上がりは申し分なし。「ホットプレートは持っているけど、結局のところ肉しか焼かない」という人には間違いなくおすすめです。専門店クラスの肉グリルを楽しめる「肉祭り」、皆さんもぜひご家庭で楽しんでみてください!
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