なかなか外食がしづらくなったこのご時世、自宅で飲むことが増えてきましたが、こう家飲みが続くと、「いつものおつまみにはもう飽きた!」と感じる方も多いはず。そんなときは、卓上家電を使っておつまみのバリエーションを広げてみてはいかがでしょうか? とはいえ、わざわざ数万円する家電を買うのも気が引ける……という意見もごもっとも。そこで今回は、5000円以下のリーズナブルな卓上家電で作るおつまみをご紹介。おつまみを紹介するなら当然お酒も! というわけで、これからの季節、家飲みの主役となるチューハイとのマッチングも合わせてご提案していきましょう。
※本稿は、もっとお酒が楽しくなる情報サイト「酒噺」(さかばなし)とのコラボ記事です
「焼きペヤングメーカー」で作った「屋台風の焼きそば」でストレス解消!
最近はなかなか外出もままならず、ストレスが溜まりがち。去年は屋台の食べ物をつまみながら桜を見たなぁ……などと懐かしく回想した方も多いのでは? そんな方に試して頂きたいのが、ライソンの「焼きペヤングメーカー」(実売価格3000円前後・税込)です。
こちらは国民的なカップ焼きそば「ペヤング ソースやきそば」専用のホットプレート。水分の蒸発率、ソースの焦げ方を研究し、最適な温度を設定しています。これを使えば、いつものカップ焼きそばが「屋台の焼きそば」のような仕上がりにレベルアップするんです!
今回用意したのは、「ペヤング ソースやきそば」1個、カレー粉大さじ1、適量のとろけるチーズだけ。まずは本体に目盛り付きの「計量キット」をセットして、目盛りを目安に本体に水を入れます。計量キットを外して電源を入れ、お湯が沸騰したら麺とかやくを入れて待つこと約1分。下半分がしんなりしてきたら麺を裏返し、水分が少なくなったら麺をほぐしつつ水分がなくなるまでよく炒めます。
麺を炒め終わったらソース、カレー粉を全体によく絡ませます。最後にとろけるチーズ、付属のふりかけとスパイスをかければ完成!
麺にはソースがしっかり染み込んで、インスタント麺とは思えないなめらかな食感に。いい感じに「焦げ」も入って抜群に香ばしく、ここにカレー粉のスパイシーな風味が加わって食欲を倍増させます。一方、とろけるチーズはコクとまろやかさをアップさせる名脇役といった印象。全体としては、パンチ力といい、ボリューム感といい、屋台の味にヒケを取らない味に仕上がりました!
アツアツの焼きペヤングに合わせるのは、タカラ「焼酎ハイボール」<シークヮーサー>。とびきりジャンクな味わいで重くなった口の中を、クリアな飲み口と爽やかな酸味でスッキリとリセットしてくれます。焼きそばとのラリーの果てには、「食ったぁ~! 飲んだぁ~!」という大きな満足感が味わえるはず。「巣ごもり」で溜まったストレスも、スッキリ解消してくれることでしょう。
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「プレスサンドメーカー プラッド」の肉系サンドでアメリカンな雰囲気を満喫
最近は自宅で食事をする機会が多くなったこともあって、手軽な自炊をサポートするアイテムが人気を集めています。手軽にホットサンドが作れるレコルトの「プレスサンドメーカー プラッド」(実売価格4950円・税込)もそのひとつ。ただ、こちらは普通の朝食や昼食が作れるのはもちろん、中に入れる具材を工夫するだけで、絶品のおつまみも作れてしまうのです。
本機で作るおつまみとしてオススメなのがコンビーフサンド。用意するのは、6枚切りの食パン2枚、コンビーフ1缶、スプラウト(かいわれ大根やブロッコリーの新芽など)50g、レモン汁小さじ2、黒こしょう少々。下準備は5分もかからないほどカンタン。コンビーフをフォークでよくほぐし、食パンの上に乗せます。その上にレモン果汁と黒こしょうであえたスプラウトを乗せ、予熱したプレスサンドメーカーにセット。
あとは、もう1枚のパンを乗せてカバーを閉じて焼くだけです。ちゃんと閉まるのかな? と心配になりますが、心配ご無用。分厚い食材を入れても、しっかり丸ごとプレスできます。
カバーを閉じてから約2分半でホットサンドは完成! パンの身は外側がサクサクで中はしっとり、耳はカリッと焼き上がりました。
中身のコンビーフはしっかり熱が入り、旨みがギュッと凝縮されてとにかくジューシー。黒こしょうの刺激もあいまって、豪快かつアメリカンなイメージです。かといってしつこくはなく、レモン果汁を加えたスプラウトが爽やかで、意外にも後味はさっぱり。
このコンビーフサンドに合わせるなら、本格的な果実感が味わえる寶「極上レモンサワー」<丸おろしレモン>がぴったり。皮ごとすりおろしたかのようなほのかな苦みが絶妙で、不思議と肉の旨みを引き立ててくれるんです。さらに、フレッシュなレモンの酸味が、爽やかなスプラウトとも引き合って相性バツグン。片手に持ったホットサンドにかぶりつき、もう片方の手でグイグイとレモンサワーをあおる幸せ。アメリカンで開放的な気分とともに、存分に楽しんでみてください。
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「フードスモーカー」で燻製を作り、オンライン飲み会で優越感を味わう
最近は、PCやスマートフォンの画面でビデオ通話をしながら飲む「オンライン飲み会」が流行っています。「オンライン飲み会」のおつまみは、一品くらいこだわったものを作って自慢したいもの。そんなときは、自宅でも簡単に燻製料理が作れるグリーンハウスの「フードスモーカー」(実売価格4800円前後・税込)を使ってみてはいかがでしょう。本体は直径68×高さ166mmでコンパクト。単3アルカリ乾電池2本で駆動するので、卓上でも使いやくなっています。
フードスモーカーにはサクラ、ヒッコリー、リンゴのスモークチップが付属しているので、買ってすぐに燻製が作れます。食材を密封袋(もしくは大きめのボウル)に入れ、フードスモーカーのチューブを袋に挿した状態で密閉。あとは、本体上部にチップを入れて電源ボタンを押し、チップに火をつけると袋に燻煙が送り込まれます。内部を煙で満たしたら、チューブを抜いて燻香が定着するまで3~10分ほど待てばOK。これだけで、あっという間に燻製が完成します。
今回は、スーパーで手軽に買える食材を使用。ベーコン、煮玉子、笹かまぼこといった、そのまま食べることができる食材で燻製を作ってみました。できあがった燻製の味はやっぱり本格的! 上品で穏やかな香りがふんわりと漂い、いつもの食材がちょっと贅沢なイメージに。香りがアクセントとなって、食べるほどにお酒が欲しくなる、絶品おつまみに仕上がりました。もちろん、オンライン飲み会でチラ見せしたら、「何それ、スゴイ!」と注目の的になることは間違いありません。
さて、そんな燻製に合わせたのは、全量芋焼酎「一刻者ハイボール」。芋の甘く豊かな香りと燻製の香ばしい香りが絶妙に調和して、お酒が進むこと進むこと。この“香りの二重奏”は、ちょっと高級な和食店やバーなどで出てきてもおかしくないレベルです。「最近、外に飲みに行ってないなぁ」「たまにはお店レベルのおつまみが食べたいなぁ……」という人も、きっと満足できることでしょう。
調理家電を使うことで、いつもの家飲みのイメージが劇的に変わるのがおわかりいただけましたでしょうか。今回の例のように、家飲みは工夫しだいでいくらでも楽しくなります。自宅で過ごすことが多いご時世ですが、これを機に、みなさんも新たな家飲みスタイルを探してみてください!
イラスト/TOMOYA
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