しっとりしていて食べやすさが全然違う!
生地の粘りがだいぶ強いようで、皮には練った跡がそのまま見られました。一方、確かに中は気泡が少なめで、フワフワしています。手で割いてみると、やはり食パンのような伸びはありません。そのまま一口食べてみたところ……確かに違う! パサつきが少なく、舌の上でしっとりした生地の質感を感じました。味はやはりブランパンですが、口当たりがよくなると、食べやすさも全然違います。
このブランパンをそのまま食べたり、トーストにしたりと、いろいろ試してみましたが、やはりサンドイッチにするのがオススメ。大好きなエビとブロッコリーのマヨネーズ和えを挟んでみたところ、食べ応えがあっておいしいサンドイッチになりました。また生ハムとチーズとも好相性。作ってしばらく置いてから食べると、よりしっとり感がアップしますよ。
ほかにもビーフシチューやミネストローネなどと合わせましたが、しっかり食べても糖質が87%オフなら、罪悪感なく食べられます。ちなみに、ブランパンのレシピの中には、少量の砂糖とシナモンを入れる「シナモンブランパン」があり、風味よく食べやすくなるのでこちらもオススメ。
ただ、ブランパンで少々気になった点がひとつ。いくつか焼いてみたところ、上の部分に空洞ができやすく、凹んでしまいがちだったのです。見た目があまりよくないですが、通常のパンとは違うので、その点は致し方ないといったところでしょうか。
食パンもフランスパン風も完成度が高い!
このブランパンメーカーは、普通のホームベーカリーとしても使えるので安心。万が一、ブランパンを作らなくなったとしても、食パンのほか豊富にメニューを搭載しているので問題ありません。
食パンを1.5斤を焼く場合は、低糖質ブランパンミックスの代わりに強力粉を使用し、卵は入れません。焼き上がりまで4時間40分。ホームベーカリーとしては一般的な時間ですが、ブランパンがあまりに早かったので勘違いし、夕食の時間に間に合いませんでした(笑)。
ちぎってみると、やはり伸びがいい! ここが小麦粉とブランの大きな違いでしょうか。口の中でとろけるような印象でとてもおいしく、あっという間に家族で食べてしまいました。
続いて焼いてみたのは、フランスパン風。通常フランスパンに使うのは、強力粉よりたんぱく質が少ない粉だそうですが、今回は強力粉と薄力粉を混ぜたものを使用。それでも予想以上にフランスパンらしいパンが焼けました。素朴で小麦の香りを強く感じる味わいで、個人的には食パンより好き。食事と合わせるのにぴったりだと感じました。