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2020/5/21 19:30

唐揚げとハンバーグの肉汁を守れるか? サンコー「温度を測れるトング」の実力チェック

唐揚げやハンバーグを作るときにやりがちなのが、「食べてみたら生焼けだった問題」ではないでしょうか。筆者も何度も経験していますが、こればかりは中が見えないので、しっかり火を通すしかないという結論に至っています。

 

とはいえ、火を通しすぎるとパサパサになっておいしくありません。また、生焼けだからといって電子レンジで加熱すると、揚げ物は食感がべちゃっとなってしまったり、肉汁が出すぎてしまったりと別の問題が発生します。

 

そんな悩みを解決してくれそうなのが、サンコーの「温度を測れるトング」(実売価格2980円)。こちらはトングに温度計を内蔵しているのだとか。使い勝手はどうなのか? そして、生焼けを防ぐことはできるのか? 実際に試してみました!

 

思ったよりもサイズが大きい!

届いたトングを箱から出して驚いたのが、その大きさ。高さ(長さ)は395mmと思った以上に大きく、引っ掛けるところもないので、置き場所に困るのでは……という不安がよぎります。とはいえ、置き場所を考える必要があるものの、温度計とトングをバラバラに用意しなくていいので、「2in1」と考えれば許容範囲かも。

↑幅45×高さ395×奥行き30mm、重さは195g(乾電池含まず)

 

仕組みはシンプルで、トングの内側に針が仕込まれており、この針で挟んだ食材の温度を計測します。なお、金属部はIPX6の防水性能となっています。針の部分は取り外すことが可能なので、洗うときも問題ナシ。

↑トングの内側には針を仕込んでいる。食材をトングで挟むことで、内部の温度が瞬時に計れる

 

温度計は単四乾電池2本で駆動するので、バーベキューなどのアウトドアに活用するのもアリ。温度が表示されるLCDモニター部は防水ではないので、洗うのは金属部だけに留めておきましょう。

↑乾電池で駆動するので、肝心なときに充電切れで使えないといったことはない

 

「バーベキューモード」で温度を測りながら鶏の唐揚げを調理

まずは唐揚げで試してみました。これからの季節は食中毒に気を付けたいところなので、温度管理は重要です。今回は温度を測りながら、二度揚げで調理していきました。

 

このトングには3つのモードがあり、経過時間を計る「カウンターモード」、設定した時間にアラームを鳴らす「タイマーモード」、食材を選ぶだけで適温が設定され、その温度に到達するとアラームが鳴る「バーベキューモード」が選べます。今回は「唐揚げの温度が計りたい」という目的があるので、バーベキューモードにしてみました。

↑バーベキューモードでは、牛ウェルダン、牛ミディアム、牛レア/魚、豚、鶏、ハムの温度設定をあらかじめ内蔵している。上に現在の温度、下に設定した温度が表示される

 

ますは一度揚げの状態の唐揚げの温度を計測。普通のトングと同じように、食材を挟むだけでOKです。

↑トングの針がしっかり食材に刺さるようにする

 

一度揚げした唐揚げの温度は「57℃」と出ました。このままだと生焼けの状態ですね。こうして温度が分かれば、いちいちカットして確認する必要がなく、肉汁を閉じ込めたままで加熱時間を追加できますね。

↑設定温度には到達していないので音は鳴らない

 

一度揚げのあとは予熱で火を通すために少し放置し、今度は高温で1〜2分揚げていきます。二度揚げした唐揚げの温度を計ると、今度は「87℃」。これで加熱はバッチリです! 実際に完成した唐揚げを食べてみると、生焼けがないのはもちろん、パサつきもなく、おいしく仕上がりました!

↑設定した温度に到達するとアラーム音が鳴る。いままでこうして温度を計ったことはなかったが、カットせずに加熱できているとわかるのは安心だ

 

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