スプレーが優秀で、細かいミストが広範囲に広がる
空気中に噴霧してみました。トリガーを引くと真っ白で細かい霧が、思った以上に大量に噴き出て、広範囲に広がりました。
ミストが非常に細かいので、広範囲にふわっと広がり、周囲がビショビショにならないのはうれしいところ。トリガーは少し硬めですが、一度引くと長く噴き出るなど、スプレーの構造自体も優秀だと感じました。
さらにオゾン水はニオイにも効果があるということで、玄関まわりやゴミ箱のほか、わが家では犬を飼っているので、犬のトイレまわりにも噴きかけたところ、確かにニオイが減りました! 特に生ごみを捨てたあと、空になったゴミ箱や、犬のトイレ後などは、ニオイ残りが早く消えると感じます。
ちなみにオゾン水は、生成直後がもっとも濃度が高く、徐々に薄まってしまいます。10~15分以内に使えればいいのですが、それ以上使うなら、いったんボトルベースに戻し、再び紫色の合図が出てから使う必要があるようです。
毎日たっぷり使えて家中まるごとスッキリ
こうして使い始めて数週間、慣れてくると、自宅で除菌水が作れるってなんて快適なんだろう、と感じるようになりました。まず必要なのは水道水だけなので、思う存分使えます。またアルコールやら空間除菌用やらを使い分ける必要がなく、家中これ1本でOKというのも便利。
自然由来という安心感も大きいです。特にキッチンまわりで使うとき。これまでまな板をアルコールで除菌したときなどは、このアルコールは食品に付いても大丈夫だろうか……と、いつも抵抗感を感じていましたが、オゾン水なら大丈夫かな、という気持ちになります。
さすがに菌やウイルスが減少したかどうかはわかりませんが、明確に変化を感じたものがあります。それはニオイ。1日1回、家中にまくようになってから、家に帰ってきたときの何ともいえない生活臭を感じにくくなったのです。
一方で気を付けるべきこともあります。まず布、革製品には、色落ちの可能性があるので使用しないこと。毛、綿、レーヨン、アセテート、キュプラなど、水に弱い繊維、水洗い不可の表示があるものも要注意です。一番気をつけたいと思ったのは、酸化作用があるため、錆びやすいものには使用してはいけないということでした。
こうした点以外に関しては非常に使いやすくて大満足。本体価格は税抜4万5000円と高いので、ふと「除菌スプレーが何本買えるだろうか……」と思ってしまいますが、思う存分使える点や、使い勝手の良さ、安心感を考えると、手に入れる価値はあると感じました。
また10月14日、本機のメーカーのフジ医療器は公立大学法人奈良県立医科大学及び一般社団法人MBTコンソーシアム協力のもと、電気分解法により生成したオゾン水ミストが、新型コロナウイルスの不活性化(感染力を失わせること)に効果があることを確認したと発表。その点でもタイムリーな製品なので、みなさんもぜひ注目してみてください。
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