家電
2020/11/16 18:15

プロ仕様の「最新電動工具」を一気紹介! 自宅使いもできて財布の紐が緩みっぱなし

今回はゴリゴリの電動工具の紹介です。パナソニックライフソリューションズからこのほど発売となった、充電レシプロソー、工事用サイクロン式クリーナーを中心に、6点ほど紹介。基本的に建設関連業者向けですが、DIYユーザーにも重宝するツールばかり。最後まで目が離せない内容ですよ!

 

小さく軽くなり、変形も可能な往復式電動ノコギリ

電動ジグソーや電動回転ノコギリが下向き作業用に対して、細長いブレードを往復させる電動ノコギリ・レシプロソーは、上向き・横向き・狭い隙間など、所構わずに切りまくれるのが特徴。それゆえ小型軽量が求められるのですが、パナソニックが9月に発売した「EZ47A1」は、従来モデルより1.35kg軽い2.05kg(18V・5.0Ahバッテリー使用時)、115mm短い345mm(折り曲げ形状時)とより小さく軽くなりました。さらに、従来モデルがL字形状固定だったのに対し、4ポジションの折り曲げ式となり、ストレート形状からL字形状まで、使う場所に応じて形を変えられるようになり、狭所での作業がしやすくなりました。

↑充電レシプロソー新製品の「EZ47A1」

 

↑4段階の折り曲げられるようになり、狭所での作業も可能に

 

↑ストレート形状時も細くなったので狭所、壁際での作業も楽になりました

 

刃が入りすぎないようにするプロテクトシューは可動式で、斜め姿勢からの作業でも安定してカットでき、さらに長さを調整して刃が出過ぎないようにすることで、刃が不意に折れてしまうという事故を防げます。ヘッドにはLEDライトを搭載し、暗所での作業をサポート。スピコン(トリガー)の押し込み具合で速度を調節できるなど、使い勝手に細かい工夫が施されています。

↑使い勝手を良くするさまざまな工夫がなされています

 

↑可動プロテクトシューはレシプロソーの固定に欠かせない部品。ここが可動することで、より力の入りやすい姿勢で作業できます

 

素材に応じて替えられる豊富な替刃もポイント

地味ですが意外に便利なのが、レバーを回すだけでブレードが簡単に脱着できること。というのも、同社のレシプロソーは替刃の豊富さが大きな特徴となっているからです。長さの異なる2種類の金工刃は太い金属製品と細い金属製品を切るときに使い分けが可能。木工・金工兼用刃は、釘やネジの入った木材や軟鋼・アルミ・塩ビなどの切断に。そして、水道用亜鉛メッキ鋼管用、木工用と、全部で5種類の替刃がオプションで用意されています。一揃いあれば、家中で切りまくれますね。

↑豊富な純正刃のラインナップ。木工・金工兼用刃があれば、粗大ごみの解体や庭木の手入れなど一般家庭でも重宝しそう

 

レシプロソーは基本的に業務用ですが、庭木のお手入れや粗大ごみの解体、物干し竿のカットや棚を作るときなど、ちょっとしたDIYにも使えるため、一般家庭でも十分に使いどころのある電動工具です。価格は、本体のみが2万4800円(税別・以下すべて同)電池2個セットが6万7000円~7万2000円。

↑業務用だけなく、庭木の手入れやDIY用途にも使えるレシプロソー

 

吸引力が落ちにくい工事用充電サイクロン式クリーナー

次に紹介するのは、10月に発売された工事用充電サイクロン式クリーナー「EZ37A5」です。業務用の充電式スティッククリーナーはフィルター式が多く、長時間使い続けるとフィルターが目詰まりして吸引力が落ちしてしまうのが悩みの種でした。一部、サイクロン式のクリーナーもありますが、サイクロンがホース部分に搭載されているため、ホースを外してハンディスタイルにしたときにはフィルター式になり、やはり吸引力に課題がありました。

↑工事用充電サイクロン式クリーナー「EZ37A5」。ブラックとホワイトの2色を用意。本体寸法は全長555×全高124×全幅160mm、本体質量は1.15kg(電池除く)

 

そこでパナソニックでは、本体側にサイクロン機構を取り付けることでフロア時・ハンディ時両方でサイクロンを使えるようにし、ともに吸引持続力を約6倍とすることに成功しました。また、サイクロン式としたことで、掃除後はダストカップを外して中身をそのままゴミ箱へ捨てるだけでよく、ゴミが飛び散る心配がありません。なお、サイクロンユニットはすべて水洗いが可能です。

↑フロアタイプでもハンディタイプでもサイクロンが使えます

 

↑サイクロンにより吸引力が長持ちするので、フィルターの掃除回数は1/6に激減

 

↑サイクロンのダストカップはゴミ捨て簡単で全て水洗い可能

 

ヘッドにはモーターブラシがないので、じゅうたんの中のゴミを掻き出すということはできませんが、ハードフロアや畳、毛足の短いカーペットでは十分使用可能でしょう。むしろ、玄関やベランダ、窓枠、車の中といった、家の中で使っているクリーナーを使いたくない場所の掃除に最適ではないでしょうか。

 

価格は本体のみが2万6400円、電池1個セットが5万~5万5000円です。標準モード時の連続使用時間は、14.4V・5.0Ah電池使用で約80分、18V・3.0Ah電池使用で約60分、18V・5.0Ah電池使用で約100分。

↑フロアノズルはローラータイプで床上の移動がスムーズ

 

↑フロアノズルの可動域を広げ、ソファの下など狭い場所にも入りやすくしました。手前が従来モデル、奥が新モデルのノズル

 

↑業務用だけでなく、一般家屋や家の外回りの掃除にも便利です

 

このほか、11月に発売したユニバーサルホルソー「EZ3582」もちょっとだけ紹介しておきます。主にダウンライト用の穴あけに使うもので、電動ドライバーに接続して使います。集塵カバーが小さくなって壁際でも穴あけが可能になったのと、超硬刃の標準付属により硬いケイカル板の穴あけ作業もできます。別売りのバイメタルホルソーを装着すれば金属の加工も可能です。価格は3万3000円。

↑ユニバーサルホルソー「EZ3582」

 

↑集塵カバーが小さくなり壁際近くまで穴開けができます

 

↑別売りのバイメタルホルソーを装着すれば、軽天下地(軽量鉄骨下地)などの加工もできます

 

アウトドアにも利用できるライトやスピーカーもラインナップ

パナソニックの電動工具は14.4Vと18Vのデュアルバッテリー対応が特徴で、そのラインナップの幅広さがウリとなっています。その中でもユニークなのが、Bluetooth対応の工事用充電ワイヤレススピーカー、工事用充電LEDマルチ投光器、工事用充電マルチライトといった工事をサポートするツール類。

 

工事用充電ワイヤレススピーカー「EZ37C5」はスマートフォンと連携して音楽やラジオを聴くためのもので、戸建住宅などの建設現場で多用されています。別売りの電池パックを装着すればスマホへの充電も可能。価格は、本体のみで1万3000円(電池パック・充電器は別売)。工事用充電LEDマルチ投光器「EZ37C3」は、2面のフレキシブルライトが羽根や蝶のような形状に自在に動き、吊り下げたり地面に置いたりとさまざまなシチュエーションで利用できるライトです。1500ルーメンと驚きの明るさ。価格は本体のみで1万9000円(同)。工事用LED充電マルチライト「EZ37C4」はマルチ投光器の小型版で、LED1灯で750ルーメンの明るさです。スピーカー同様、別売りの電池パックを装着すればスマホへの充電が可能。価格は本体のみで1万3000円(同)。

↑Bluetooth対応の工事用充電ワイヤレススピーカー「EZ37C5」。実用最大出力は5W

 

↑工事用充電LEDマルチ投光器「EZ37C3」

 

↑工事用LED充電マルチライト「EZ37C4」

 

↑デュアルバッテリー対応工具ラインナップの一部

 

このほかに、首振り機能付きの工事用充電扇風機(1万3500円)やBluetooth対応の工事用充電ラジオ&ワイヤレスピーカー(2万7800円)など、キャンプやバーベキュー、ガレージ作業、DIY、庭でくつろぐ時にも使えるツールがラインナップしています。なお、別売のリチウムイオン電池パックの価格は、18V・5.0Ah電池および急速充電器のセットが2万9800円、14.4V・5.0Ah電池の急速充電器のセットが2万3800円となります。

 

業務用はパワーが持続するので、作業効率が上がるのがメリット。また、その無骨なデザインが男心をくすぐるはず。意外にもDIYやアウトドアに利用できるツールが数多くラインナップされているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

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