おでんを煮ると、ダシの香りで雰囲気がアップ
次はおでんを温めてみましょう。今回は、スーパーで購入してきた調理済み(レトルト)のおでんセットを用意しました。専用の四角い鍋におでんを移し、本体の上にのせて加熱します。
焼鳥の予熱の際にも思いましたが、こちらも想像以上に早く温まります。コトコトと煮ていると、辺りにただよってくるダシの香りがたまりません! 何となく、電子レンジで温めるよりも具材の中までじっくりとダシがしみ込んだ気がします(あくまで気分ですが)。また、四角い鍋から湯気が立ち上る様子が居酒屋や屋台をイメージさせ、いつもとはまた違った気分が味わえました。
↑鍋から取り出したてのアツアツおでんは最高です!
乾きものが「居酒屋レベル」に! 熱燗との相性も良し
ここまではおつまみのご紹介でしたが、やっぱりお酒も大事。次は冬の晩酌に欠かせない熱燗を作ってみます。本来なら熱燗は、お酒を入れたとっくりを湯せんするなどして作られるもの。これを自宅でやろうとすると、意外と手間がかかりますが、「せんべろメーカー」なら、つまみを温めるついでに、お酒も温めることができるのです。
半分ほど水を入れた付属の熱燗鍋を本体にのせて、スイッチをONにして5分ほど予熱。酒を入れたとっくりを熱燗鍋に入れて待ちます。なお、熱燗鍋を使うとその脇にスペースが余るので、そこに炙り網を置いて、エイヒレとスルメイカを炙っていきます。
10分前後で温めは完了です。飲んでみると、「花春」が本来持っていた濃醇な香りとうまみがさらにアップ。隣で炙っていた定番の乾きものも居酒屋レベルのおいしさになり、燗酒との相性がさらに高まった印象です。ちなみに、ここまで調理してきたおつまみとお酒の金額は、しっかり1000円以内に収まっています。1000円でここまで気分良く飲めるとは、さすが「せんべろメーカー」。看板に偽りなしですね!
「せんべろメーカー」で晩酌が楽しくなるのは間違いない
基本的な調理を一通り試してみて、多彩な付属品による多機能ぶりに感心しました。ただし、鍋や網がいくつも付属しているのは個性的なのですが、すべてを同時に加熱できないこともあり、シンプルに焼物用の万能網とおでん鍋、炒め物などに使えるやや浅めのプレートの3つがあれば十分だったな……という気もします。特にとっくり&おちょこ付きの熱燗鍋は、オプションでもいいのでは? と感じました。
とはいえ、「せんべろメーカー KDGC-005B」は、使っていて楽しくなることは間違いありません。目の前でおつまみがじりじりと焼けていくライブ感が楽しいですし、これ1台でお酒もつまみも手軽に調理できるのは、一人暮らしの方や忙しい方にとってうれしいでしょう。さすがは「焼きペヤングメーカー」や「超蜜やきいもトースター」など、ユニークな調理家電を続々とヒットさせるライソン。「せんべろメーカー」も、酒好きのツボを突いた楽しい製品に仕上がっていました。みなさんもぜひ、同社の発想力とサービス精神を感じながら、本機で居酒屋の雰囲気を堪能してみてください。
↑料理が苦手な人でも、居酒屋気分を満喫できます!
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