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調理家電
2021/1/19 20:30

初回分が即完売! 大人気の「せんべろメーカー」で「卓上1000円居酒屋」を楽しみ尽くす

新型コロナウイルスの影響はまだまだ根強く、家飲み需要の拡大は今年もしばらく続くでしょう。そんな状況のなか昨年末に発売され、初回納入分が予約完売となった人気家電がライソンの「せんべろメーカー KDGC-005B」(実売価格5980円)です。この「せんべろメーカー」、1台でおでん、焼鳥、つまみの炙り、熱燗が楽しめる、呑兵衛な人にとっては夢のようなアイデア家電。豊富な種類の居酒屋メシに対応し、1000円でベロベロに酔える通称“せんべろ”を自宅で楽しめるとのこと。これはワクワクが止まらない! というわけで、「せんべろメーカー」で実際に“せんべろ”を体験してみました!

 

とっくりとおちょこまで付いた豊富な付属品がウリ

↑こちらが「せんべろメーカー KDGC-005B」。豊富な付属品で日々の晩酌が楽しくなります!

 

「せんべろメーカー」は、熱源となる本体部分に加えて、焼鳥用の網、炙り網、おでん鍋、熱燗用の小鍋、さらにはとっくり、おちょこが付属しています。基本的には食材とお酒さえ用意すれば、あとは全部せんべろメーカーにおまかせというわけ。

 

本体サイズは約幅31.5×奥行10.5×高さ10.5cmととてもコンパクト。ゆえに、大人数よりは、おひとり様、あるいは少人数で楽しむのが良いでしょう。

↑おちょこ、とっくりもセットに含まれています。写真の一合とっくりと比べると、本機のコンパクトなサイズ感がわかります

 

飲み始めるまでいちいち面倒な操作があると、せっかくの興も醒めてしまうもの。その点、せんべろメーカーは扱いやすいのも魅力です。操作は電源スイッチのON/OFFを切り替えるだけと実にシンプル。火を使わないので、安心してアツアツの酒と肴を楽しめます。網や鍋は全て取り外しが可能で、丸洗いもできるので、お手入れも簡単です。

↑操作はスイッチひとつだけ。これなら酔っぱらっても迷いません

 

↑スイッチを入れると、Uの字になったヒーター部分が加熱されるシンプルな構造です

 

市販の焼鳥を炙ると、香ばしくジューシーに!

それでは、実際にいろいろなおつまみを調理してみましょう。まずはスーパーで購入してきた焼鳥を炙ってみます。もちろん熱源と網があるので、イチから焼いたり煮たりすることもできますが、本機の火力を考えると、できあいのお惣菜を買ってきて温めるほうが適していると感じます。

 

なお、すべての調理に共通することですが、調理する前には下段のトレイに水を張っておきましょう。トレイには目安となる線があるので、その高さまで水を入れます。専用の網を本体上段にセットしたら、スイッチをON。すると、ヒーター部分はなかなか温まるのが早いと感じました。ONにしてから30秒ぐらいで、しっかり加熱されていることが感じられます。

↑下段に水を入れたトレイをセットし、上部に網をセットしたらスイッチをON!

 

ヒーター部分が赤くなり、充分に予熱できたら焼き鳥を網の上に並べていきます。しばらくじっくりと焼いていくと、香ばしい香りが立ち上ってきました。余分な脂は下段のトレイに落ちるので、カロリーも抑えられて、そのまま食べるよりもヘルシーです。

↑赤くなってしばらく待ったら、食材を乗せるタイミングです

 

↑焼鳥を網の上にのせて焼いていきます

 

自分好みの焼き加減になったら完成! 食べてみると、とてもジューシーな焼き上がり。電子レンジよりもムラなく自然に温まって焦げ目もつくので、本格的な風味が楽しめます。ただし、くれぐれも焦がしすぎにはご注意ください。

↑ヘルシーかつ香ばしい焼き鳥は、当然お酒も進みます!

 

おでんを煮ると、ダシの香りで雰囲気がアップ

次はおでんを温めてみましょう。今回は、スーパーで購入してきた調理済み(レトルト)のおでんセットを用意しました。専用の四角い鍋におでんを移し、本体の上にのせて加熱します。

↑おでんを鍋に入れて加熱。普通に食べるよりも実感が湧きます

 

焼鳥の予熱の際にも思いましたが、こちらも想像以上に早く温まります。コトコトと煮ていると、辺りにただよってくるダシの香りがたまりません! 何となく、電子レンジで温めるよりも具材の中までじっくりとダシがしみ込んだ気がします(あくまで気分ですが)。また、四角い鍋から湯気が立ち上る様子が居酒屋や屋台をイメージさせ、いつもとはまた違った気分が味わえました。

↑鍋から取り出したてのアツアツおでんは最高です!

 

乾きものが「居酒屋レベル」に! 熱燗との相性も良し

ここまではおつまみのご紹介でしたが、やっぱりお酒も大事。次は冬の晩酌に欠かせない熱燗を作ってみます。本来なら熱燗は、お酒を入れたとっくりを湯せんするなどして作られるもの。これを自宅でやろうとすると、意外と手間がかかりますが、「せんべろメーカー」なら、つまみを温めるついでに、お酒も温めることができるのです。

 

半分ほど水を入れた付属の熱燗鍋を本体にのせて、スイッチをONにして5分ほど予熱。酒を入れたとっくりを熱燗鍋に入れて待ちます。なお、熱燗鍋を使うとその脇にスペースが余るので、そこに炙り網を置いて、エイヒレとスルメイカを炙っていきます。

↑日本酒は2017年と2019年の「全国燗酒コンテスト」で最高金賞に輝いた「花春 濃醇純米酒」を使いました

 

↑付属の炙り網はコンパクトで、ちょっとしたアテを炙るのにピッタリです

 

↑とっくりの口から、ふわっと日本酒の香りがただよってきました。熱くしすぎると香りが失われてしまうので、加熱はほどほどに

 

10分前後で温めは完了です。飲んでみると、「花春」が本来持っていた濃醇な香りとうまみがさらにアップ。隣で炙っていた定番の乾きものも居酒屋レベルのおいしさになり、燗酒との相性がさらに高まった印象です。ちなみに、ここまで調理してきたおつまみとお酒の金額は、しっかり1000円以内に収まっています。1000円でここまで気分良く飲めるとは、さすが「せんべろメーカー」。看板に偽りなしですね!

↑燗酒にすることで、ふくよかな香りと甘やかな味わいが花開きました

 

↑乾きものの味わいもアップ!

 

「せんべろメーカー」で晩酌が楽しくなるのは間違いない

基本的な調理を一通り試してみて、多彩な付属品による多機能ぶりに感心しました。ただし、鍋や網がいくつも付属しているのは個性的なのですが、すべてを同時に加熱できないこともあり、シンプルに焼物用の万能網とおでん鍋、炒め物などに使えるやや浅めのプレートの3つがあれば十分だったな……という気もします。特にとっくり&おちょこ付きの熱燗鍋は、オプションでもいいのでは? と感じました。

 

とはいえ、「せんべろメーカー KDGC-005B」は、使っていて楽しくなることは間違いありません。目の前でおつまみがじりじりと焼けていくライブ感が楽しいですし、これ1台でお酒もつまみも手軽に調理できるのは、一人暮らしの方や忙しい方にとってうれしいでしょう。さすがは「焼きペヤングメーカー」や「超蜜やきいもトースター」など、ユニークな調理家電を続々とヒットさせるライソン。「せんべろメーカー」も、酒好きのツボを突いた楽しい製品に仕上がっていました。みなさんもぜひ、同社の発想力とサービス精神を感じながら、本機で居酒屋の雰囲気を堪能してみてください。

↑料理が苦手な人でも、居酒屋気分を満喫できます!

 

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