家電
2016/8/6 9:00

コーヒーは蒸らすとなぜウマい? 累計販売20万台のコーヒーメーカーが「蒸らし」を追加した理由

家電メーカーのシロカは、同社の人気製品、全自動コーヒーメーカーをリニューアル。「シロカ クロスライン 全自動コーヒーメーカー SC-A121」として9月3日に発売します。メーカー希望小売価格は2万5000円(税抜)。

 

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↑カラバリはステンレスシルバー(左)とタングステンブラック(右)の2種類
↑カラバリはステンレスシルバー(左)とタングステンブラック(右)の2種類

 

蒸らし機能を追加しよりリッチな味わいを実現

同社の全自動コーヒーメーカーは、昨年2月に発売して以来、シリーズ累計約20万台を販売した大ヒット商品。豆と水を投入してスイッチを入れるだけで、ハンドドリップに近い本格的な味わいが楽しめると高い評価を得ています。今回発売するSC-A121は、その人気シリーズをベースとし、さらに「自動蒸らし機能」を追加することで、よりコク深くリッチな味わいを実現しました。

 

もともとコーヒーに含まれている油脂には水分をはじく性質があり、そのままお湯を注いでも粉の横をお湯がすり抜けていくだけ。しかし、少量のお湯を注いで蒸らすと、お湯と油脂が馴染んで水分がコーヒーの粉全体に行きわたります。すると、抽出時にお湯がコーヒーに浸透しやすくなり、コーヒー本来の旨みやコクが抽出されやすくなるわけです。

↑豆を挽いたあと、自動で蒸らしを行います
↑豆を挽いたあと、自動で「蒸らし」を行います

 

本機はこのほか、ドリップが終わると自動で保温に切り替わり、最大30分保温する機能も装備。豆挽きの量は、コーヒー1杯から4杯まで4段階で調節でき、ダイヤルを合わせるだけで、それぞれの量に適した豆挽きを行います。上部のミル付きバスケットは取り外して丸洗いできるため、お手入れも簡単。

 

コーヒーメーカーといえば、コーヒーを淹れる過程で立ち昇る香りも楽しみのひとつ。蒸らす工程が加わったことで、その楽しみが増えるとともに、味わいも増すのはうれしい限りです。自宅で贅沢な時間を過ごしたいのなら、検討してみては。

 

【SPEC】

サイズ/質量:約W173×H270×D220mm/約2.2kg

不足品:軽量スプーン

対応杯数:ホット・アイス4杯、マグカップ2杯