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2021/8/11 18:00

バルミューダの大人気トースターがひっそり進化していた! 新旧焼き比べで「やっぱりパンがウマい」と再確認

高級トースターの代名詞ともいえるのが、バルミューダの「BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)」です。BALMUDA The Toasterは2015年に初代モデルが発売され、「トースターが変わるだけでパンがここまで美味しくなるのか!」と多くのユーザーに衝撃を与えました。そんなBALMUDA The Toasterですが、実は昨年2020年にひっそりとリニューアルしています。そこで、ここでは新BALMUDA The Toasterのどこが進化したのか、味や使い勝手をじっくり試してみました。

↑BALMUDA The Toaster(直販価格2万5850円・税込)【SPEC】本体サイズ:幅357×奥行き321×高さ209mm、質量:約4.4kg、定格消費電力:1300W、付属品:5ccカップ、取扱説明書(保証書付き)、ガイドブック

 

そもそもBALMUDA The Toasterはどこがすごいの?

BALMUDA The Toasterが登場したのは2015年。それまでトースターといえば、上下にヒーターがあり、設定した時間加熱するという単純な構造でした。そんななか、BALMUDA The Toasterは「水蒸気による熱制御」「食材に合わせた細かな加熱コントロール」という新しい機能を追加。本体上部の給水口から5ccの水を入れ、庫内にスチームを充満させることで素早くパン表面に熱を伝えます。これにより、従来のトースターよりも外側は薄くカリカリ、中はしっかり水分が残ってモチモチとしたトーストが焼けるのです。個人的に、この「水を入れる」という一手間が「面倒」と感じるか「(美味しいパンが食べられる準備として)ワクワクする」と感じるかが、BALMUDA The Toasterを購入する判断ポイントのひとつです。

↑本体上部に給水口があり、ここに専用カップで5ccの水を給水してパンを焼き上げます

 

↑扉上部に給水カバーがあり、扉の開閉で自動的に口がカバーされるのでホコリが入りません。カバーを外したり付けたりする手間が必要ないのは嬉しいポイントですね

 

もうひとつの革新的機能が「細かな温度コントロール」。BALMUDA The Toasterには食パンを焼く「トーストモード」のほか「チーズトーストモード」「フランスパンモード」「クロワッサンモード」があり、それぞれの食材に合わせて1秒単位で細かく温度制御をします。たとえば、トーストモードでは60℃前後でパンの中のデンプンをアルファ化させてモチモチ感を蘇らせ、160℃で表面をカリッと焼き締め、最後に220℃で焦げ目をつけて香ばしさを演出します。一方、チーズトーストはパンの上の食材にしっかりと火を通すために上面ヒーターを強めに設定。チーズ以外でさまざまな具材をのせて焼く場合にも適したモードです。

↑チーズトーストモードでハムチーズトーストを焼いているところ。扉の窓からしっかり焼き色をチェックすることができます

 

↑このチーズのしっかりとした焼き色がBALMUDA The Toasterチーズトーストモードの特徴! チーズのトロッと感と香ばしさを両方味わえます

 

BALMUDA The Toasterで個人的に気に入っているのがフランスパンモード。このモードでは、厚みのあるフランスパンでも上部が焦げず、表面はパリッとしつつも中までふっくら柔らかく加熱できます。従来までの「ヒーターをON/OFFするだけ」のトースターではできなかった焼き方です。

↑時間がたってふにゃふにゃになったバタールをBALMUDA The Toasterにセットしたところ。背が高いので、パン上面とヒーターの位置がかなり近くなることがわかります(取扱説明書には、食材の高さは5.5cm以下と記載)

 

↑フランスパンモードの標準焼き時間は3~4分。写真は3分半焼いたパンですが、上面が焦げていないのがわかります。ですが、手で割ってみると表面はパリパリ! しかも中までしっかり加熱されています

 

ちなみに、バルミューダの公式ホームページには多くのBALMUDA The Toasterを使用したオリジナルレシピを用意。時間があるときに、オリジナルレシピを試してみるのも楽しみのひとつです。

↑あらかじめフライパンで肉に焼き色をつけ、BALMUDA The Toasterで仕上げるローストビーフ

 

↑ローストビーフはフランスパンモードで10分焼くことで、中まで美しいピンク色に仕上がりました

 

↑個人的に大ヒットだったのが食パンに焼きのり、バター、しょうゆで作る「のりトースト」

 

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